偉人たちのラブレター#2
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問題文
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(つま、かるぷるにあへ)
―妻、カルプルニアへ
(ぼくがきみにどれだけあいたいか)
僕が君にどれだけ会いたいか、
(きみにはきっとしんじられないだろう。)
君にはきっと信じられないだろう。
(これはぼくのあいじょうゆえ、)
これは僕の愛情ゆえ、
(そしてぼくたちがこれまではなれてすごすということになれてこなかったゆえだ。)
そして僕たちがこれまで離れて過ごすということに慣れてこなかったゆえだ。
(そんなわけでぼくはよるにはほとんどねむれず、きみのことをかんがえてばかりいる。)
そんなわけで僕は夜にはほとんど眠れず、君のことを考えてばかりいる。
(ひるまには、いつもきみをおとずれていたじかんになると)
昼間には、いつも君をおとずれていた時間になると
(ぼくのあしはしぜんときみのへやへとむかうがそこにきみはおらず、)
僕の足は自然と君の部屋へと向かうがそこに君はおらず、
(ぼくはこころのそこからくらくかなしくうちひしがれながら、)
僕は心の底から暗く悲しく打ちひしがれながら、
(まるですてられたこいびとのようにひきかえすのだ。)
まるで捨てられた恋人のように引き返すのだ。
(そんなくるしみからかいほうされるのは、)
そんな苦しみから解放されるのは、
(さかばでゆうじんにかこまれてよっぱらっているときだけだ。)
酒場で友人に囲まれて酔っぱらっているときだけだ。
(きみはぼくのじんせいにおいて、ひへいのなかのいやしであり、くなんのなかのなぐさめだ。)
君は僕の人生において、疲弊の中の癒しであり、苦難の中の慰めだ。
(それでは。)
それでは。
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