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(たとえるならばりんごみたいに)

例えるならば　林檎みたいに

(あまくもろくてどくのあるもの)

甘く脆くて　毒のあるもの

(かくしたいのはくだらないもの)

隠したいのは　くだらないもの

(だれかわらってよこんなあたしを)

だれか笑ってよ　こんなあたしを

(ちいさなみえとせじとことばだましを)

小さな　見栄と　世辞と　言葉騙しを

(つないだゆえにただうそをつくのです)

繋いだ故にただ　嘘をつくのです

(あかいあかいあかいあかいりんごみたいな)

赤い　赤い　赤い　赤い林檎みたいな

(そのあまいあまいあまいあまいゆうわくになき)

その　甘い　甘い　甘い　甘い誘惑に泣き

(ながいながいながいこうかいのさきには)

長い　長い　長い　後悔の先には

(なにがあるのですか)

何があるのですか

(たいようもうみもきすもみらいも)

太陽も海も　キスも未来も

(そうぞうしてはいけないのですか)

想像しては　いけないのですか？

(みえないてきにみみをすまして)

見えない敵に　耳を澄まして

(おびえるなんてはきけがするわ)

怯えるなんて　吐き気がするわ

(いちどやにどくらいうちのめされても)

一度や二度くらい打ちのめされても

(あたしはへいきでまたうそをつくでしょう)

あたしは平気でまた嘘をつくでしょう

(しろいしろいしろいしろいひかりかざせば)

白い　白い　白い　白い光翳せば

(そのくらいくらいくらいくらいかげにまぎれて)

その　暗い　暗い　暗い　暗い影に紛れて

(ちいさいちいさいちいさいひみつはびかされ)

小さい　小さい　小さい　秘密は美化され

(なにかかわるのですか)

何か変わるのですか

(あかいあかいあかいあかいうそにまとわれ)

赤い　赤い　赤い　赤い嘘に纏われ

(またあわいあわいあわいあわいなみだうかべて)

また　淡い　淡い　淡い　淡い涙浮かべて

(ふかいふかいふかいおいめをせおっても)

深い　深い　深い　負い目を背負っても

(やめられないの)

やめられないの

(あいしたものたいしたものではないけれど)

愛したもの　たいしたものではないけれど

(ただてにしたものめにしたものすべてうけとめ)

ただ　手にしたもの　目にしたもの　全て受け止め

(どんなうそできずつききずつけられても)

どんな嘘で傷つき　傷つけられても

(まもるものはまもるよ)

守るものは守るよ

(まもりたいのはたいせつなもの)

守りたいのは　大切なもの

(だれがわらってもまもりぬくんだ)

誰が笑っても　守り抜くんだ