群青のフローセカ

(はるかみらいできみにであえたら)

遥か未来で 君に出会えたら

(どんなものがたりだったかはなしてあげよう)

どんな物語だったか 話してあげよう

(ゆきがしんしんとふりつもるまどのそと)

雪が深々と 降り積もる窓の外

(ふるえるきみがいないだけでいろのないせかい)

震える 君が居ないだけで 色のない世界

(ここにひとつだけのこされた)

ここに一つだけ 残された

(かけがえのないかけらと)

かけがえのないカケラと

(ねえどうやってこのさきを)

ねえ、どうやって この先を

(あるいてゆけばいい)

歩いてゆけばいい？

(しろいそらのどこかにぐんじょうさがしても)

白い空の何処かに 群青 探しても

(もうきみのこえはきこえない)

もう君の声は聴こえない。

(めのまえにうつるじぶんのすがたは)

目の前に写る 自分の姿は

(きみのえがおをまねてたぼくみたいなんだ)

君の笑顔を真似てた 僕みたいなんだ

(ときがたってもきっとねわすれられないから)

時が経っても きっとね 忘れられないから

(ひとみにうつるすべてからおもかげをさがすの)

瞳に映る全てから 面影を探すの

(けっしてもどらないじかんでは)

決して戻らない 時間では

(みつけることもできず)

見つけることも出来ず

(ねえどうやってこのさきを)

ねえ、どうやって この先を

(あるいてゆけばいい)

歩いてゆけばいい？

(そうきみがいなくちゃきみといかなきゃ)

そう、君が居なくちゃ 君と行かなきゃ

(あのばしょにはとどかないのだろう)

あの場所には届かないのだろう。

(みみをすますようにひとみとじるそのさきに)

耳を澄ますように 瞳閉じるその先に

(こえをからすほどにいきてることかんじるたび)

声を枯らすほどに 生きてること感じる度

(こわれそうになる)

壊れそうになる

(わずかのこされたじかんでも)

僅か残された 時間でも

(くりかえすひびのなか)

繰り返す日々の中

(あとすこしだけすこしだけ)

あと、少しだけ 少しだけ

(あるいてゆけるかな)

歩いてゆけるかな？

(とおいそらのどこかであのゆめ)

遠い空の何処かで あの夢

(さがしつづけるためちかったやくそくをいま)

探しつづけるため 誓った約束を いま

(このままほら)

このまま ほら…

(しろくそまるせかいでぐんじょうをむねに)

白く染まる世界で 群青を 胸に

(ぼくらはまたきみをさがしてる)

僕らはまた君を探してる。