足りない

(しあわせのかすをなめて)

幸せのカスを舐めて

(まだあじがしたからないた)

まだ味がしたから泣いた

(ゆうべいそいでかたづけたへやに)

昨夜急いで片付けた部屋に

(ちらかったあなたのにおい)

散らかったあなたの匂い

(まえよりやさしいきがする)

前より優しい気がする

(あなたをかんじてかなしくなって)

あなたを感じて悲しくなって

(すがりつくようなきすで)

すがりつくようなキスで

(さびしさをぬりたくった)

寂しさを塗りたくった

(まどのそとふりだしたあめ)

窓の外降りだした雨

(かさはもっていかなかったな)

傘は持って行かなかったな

(どうでもいいや)

どうでもいいや

(こんどこそはちゃんとさよならをしよう)

今度こそはちゃんとさよならをしよう

(あなたをおわらせなきゃ)

あなたを終わらせなきゃ

(わたしをはじめられないから)

私を始められないから

(こんどこそちゃんとさよならをしよう)

今度こそちゃんとさよならをしよう

(わたしがすきになった)

私が好きになった

(あなたはもうこのせかいにいない)

あなたはもうこの世界にいない

(しあわせになってねなんて)

幸せになってねなんて

(あのときわたしはいえたのに)

あの時私は言えたのに

(ゆうべもさぐってしまってた)

昨夜も探ってしまってた

(そのしらないだれかのかげを)

その知らない誰かの影を

(あなたがいうには)

あなたが言うには

(わたしになにかがたりないんじゃなくて)

私に何かが足りないんじゃなくて

(そのひとにたりないからまもりたくなるんだって)

その人に足りないから守りたくなるんだって

(みるめがないなあなたは)

見る目がないなあなたは

(みせかたがへただなわたしは)

見せ方が下手だな私は

(どうでもいいや)

どうでもいいや

(だきしめてくれたときのいたみ)

抱きしめてくれた時の痛み

(でんわくれたときのあまいこえ)

電話くれたときの甘い声

(ぶつかりあったときのことばをとかしてくなかなおりのなみだ)

ぶつかりあった時の言葉を溶かしてく仲直りの涙

(だれかにもあのえがおみせるの)

誰かにもあの笑顔見せるの

(だれかともそのてをつなぐのかなんて)

誰かともその手を繋ぐのかなんて

(どうでもいいや)

どうでもいいや

(こんどこそはちゃんとさよならをしよう)

今度こそはちゃんとさよならをしよう

(こんどこそはちゃんとさよならをしよう)

今度こそはちゃんとさよならをしよう

(あなたをおわらせなきゃわたしをはじめられないから)

あなたを終わらせなきゃ私を始められないから

(こんどこそちゃんとさよならをしよう)

今度こそちゃんとさよならをしよう

(わたしがすきになったあなたはこのせかいにいないし)

私が好きになったあなたはこの世界に居ないし

(あなたがすきになったわたしももういなくなるよ)

あなたが好きになった私ももう居なくなるよ