ナイトオウル2 /鏡音リン

(はぐれてたかりだすよるのむれ)

逸れて集り出す夜の群れ

(いまだ、なにもかもをすてされ)

今だ、何もかもを捨て去れ

(すこしさびしいからがむをくれ)

少し寂しいからガムをくれ

(せいけつなみちをよごした)

清潔な道を汚した

(そらたかくそびえるびるのむれ)

空高くそびえるビルの群れ

(とまれとりたちをかいくぐれ)

「止まれ」鳥達を掻い潜れ

(いつだってしてたいおやばなれ)

いつだってしてたい親離れ

(ここだってたいくつしのぎ)

ここだって退屈しのぎ

(かわりばえのしないばかのむれ)

代わり映えのしない馬鹿の群れ

(どうか、じゃまだけはとおざけて)

どうか、邪魔だけは遠ざけて

(すこしたりないけどぼちへいけ)

少し足りないけど墓地へ行け

(だれにもみつかんないように)

誰にも見つかんないように

(かんばっじごときにいみなんかないさ)

缶バッジごときに意味なんか無いさ

(そのごみでなにをほこるんだ？)

そのゴミで何を誇るんだ？

(せいけつなみちだけをえらんで)

清潔な道だけを選んで

(よごれたじぶんをほこるんだ)

汚れた自分を誇るんだ

(はぐれていたいのかむれていたいのか)

逸れていたいのか群れていたいのか

(どっちかはっきりとしないな)

どっちかハッキリとしないな

(はぐれてみたいのがぼくのうれい)

逸れてみたいのが僕の憂い

(いまだけは)

今だけは

(はっしゅたぐないとおうる)

#ナイトオウル

(それがぼくらのあいことば)

それが僕らの合言葉

(このまちのなか、せんせいにもみつからないように)

この街の中、先生にも見つからないように

(ふみつけたいこのきもちは)

踏み付けたいこの気持ちは

(おまえにはわからないはずだろ？)

お前には分からないはずだろ？

(はっしゅたぐないとおうる)

#ナイトオウル

(それでぼくらみつけたら)

それで僕ら見つけたら

(このまちのなか、なんだっていいとわめくんだ)

この街の中、なんだっていいと喚くんだ

(さよならできない、としがいもない)

さよなら出来ない、年甲斐もない

(かえるばしょをすてたいな、)

帰る場所を捨てたいな、

(ばかだろう？)

馬鹿だろう？

(やるべきことわすれてた、てんのうじのちかでさ)

やるべきこと忘れてた、天王寺の地下でさ

(ひともこうえんもあにめいともこぎれいになったな)

人も公園もアニメイトも小綺麗になったな

(だれかにうつるすがたはださいやつなんだろうな)

誰かに映る姿はダサい奴なんだろうな

(ぼくでもそうおもうんだ)

僕でもそう思うんだ

(どうにもこうにも)

どうにもこうにも

(みどうすじせんでまちあわせ、)

御堂筋線で待ち合わせ、

(ひまをもてあました)

暇を持て余した

(まよいながらもおしだまって)

迷いながらも押し黙って

(すかれそうなうたつくった)

好かれそうな歌作った

(どんなにつくろおうとも)

どんなに繕おうとも

(ぼろがでちまうのかな？)

ボロが出ちまうのかな？

(きょうもなやんでいるんだ)

今日も悩んでいるんだ

(ぎたーでもひこかな)

ギターでも弾こかな

(はっしゅたぐないとおうる)

#ナイトオウル

(それがぼくらのあいことば)

それが僕らの合言葉

(このまちのなか、せんせいにもみつからないように)

この街の中、先生にも見つからないように

(ふみつけたいこのきもちは)

踏み付けたいこの気持ちは

(おまえにはわからないはずだろ？)

お前には分からないはずだろ？

(はっしゅたぐないとおうる)

#ナイトオウル

(それでぼくらみつけたら)

それで僕ら見つけたら

(このまちのなか、なんだっていいとわめくんだ)

この街の中、なんだっていいと喚くんだ

(さよならできない、としがいもない)

さよなら出来ない、年甲斐もない

(かえるばしょをすてたいな、)

帰る場所を捨てたいな、

(ばかだろう？)

馬鹿だろう？