野狗子

(ひとのかわかぶったあくまだね)

人の皮被った悪魔だね、

(ごうまんですくいようがない)

強慢で救いようが無い

(きをつけなどんなしぼさえ)

気を付けな、どんな思幕さえ

(ふみにじる)

踏みにじる

(おまえはあくまと)

「お前は悪魔」と

(きみのことあいしてるわけでも)

君のこと愛してるわけでも

(じあいがふかいわけでもない)

慈愛が深いわけでもない

(だれかのしにくがほしいだけ)

誰かの屍肉が欲しいだけ

(こげつくぜつぼうを)

焦げ付く絶望を

(いつからだろう)

いつからだろう？

(ただしさをもちだして)

「正しさ」を持ち出して

(ふみにじっていく)

踏みにじっていく

(のうみそをすわれたの)

脳味噌を吸われたの？

(しにくをさがす)

屍肉を探す

(どうかしたきもちにさいなまれ)

どうかした気持ちに苛まれ

(むかんじごくさまよいゆくの)

無間地獄彷徨い住くの？

(ただしさなんかつらぬけど)

「正シサ」ナンカ貫ケド

(やくしはなにもすくわない)

野狗子ワ何モ救ワナイ

(きっときみはきづかない)

きっと君は気付かない

(どうかしたきもちにさいなまれ)

どうかした気持ちに苛まれ

(むかんじごくさまよいゆくの)

無間地獄彷徨い住くの？

(りょうしんさいこうほうきもぜんぶ)

良心、最高法規モ全部

(あれのごうまんにとってかわった)

アレノ傲慢二取ッテ代ワッタ

(きっときみにすくいはない)

きっと君に救いは無い

(なけなしのだれかのゆうきや)

なけなしの誰かの勇気や

(きぼうさえもふみにじってゆく)

希望さえも踏みにじってゆく

(きみもまたちをはってるような)

君もまた地を這ってるような

(しにかけにとどめをさした)

「死にかけ」にとどめを刺した

(あんなつらいかこがどうだとか)

あんな辛い過去がどうだとか

(しんらいやいいわけのすべて)

信頼や言い訳の全て

(なにひとつしったこっちゃない)

何一つ知ったこっちゃない

(わすれるかいつまでも)

忘れるか、いつまでも

(いつまでもすべてやくしが)

いつまでも全て野狗子が

(わるいんだといきていけばいい)

悪いんだと生きていけばいい

(いつまでもかこのきずをしょって)

いつまでも過去の傷を背負って

(かわいそうにいきていけばいい)

可哀想に生きていけばいい

(いつまでもすべてやくしが)

いつまでも全て野狗子が

(わるいんだといきていけばいい)

悪いんだと生きていけばいい

(いつまでもかこのきずをしょうな)

いつまでも過去の傷を背負うな

(てめえのあたまでかんがえろ)

てめえの頭で考えろ

(どうかしたきもちにさいなまれ)

どうかした気持ちに苛まれ

(むかんじごくさまよいゆくの)

無間地獄彷徨い往くの？

(ただしさなんかつらぬけど)

正しさなんか貫けど

(やくしはなにもすくわない)

野狗子は何も救わない

(きっときみはきづかない)

きっと君は気付かない

(どうかしたきもちにさいなまれ)

どうかした気持ちに苛まれ

(むかんじごくさまよいゆくの)

無間地獄彷徨い往くの？

(りょうしんさいこうほうきもぜんぶ)

良心、最高法規モ全部

(あれのごうまんにとってかわった)

アレノ傲慢二取ッテ代ワッタ

(きっときみにすくいはない)

キット君二救イハナイ

(このままじゃ)

コノママジャ

(てめえのあたまでかんがえろ)

てめえの頭で考えろ