新型コロナウイルス感染症の診療の手引第4版-2中
2臨床像の5後遺症6妊婦例の特徴
飛沫 → ひまつ
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問題文
(5 しょうじょうのせんえん(いわゆるこういしょう))
5 症状の遷延(いわゆる後遺症)
(かんじゃによっては、covid-19のきゅうせいきしょうじょうがせんえんすることがわかってきた)
患者によっては、COVID-19の急性期症状が遷延することがわかってきた
(げんじてんでは、かんせんしゃのみをたいしょうとしたおうだんけんきゅうがちゅうしんで、)
現時点では、感染者のみを対象とした横断研究が中心で、
(ひかんせんしゃをたいしょうぐんとしたえきがくけんきゅうはふそくしているため、)
非感染者を対照群とした疫学研究は不足しているため、
(それぞれのしょうじょうとcovid-19とのいんがかんけいはふめいである。)
それぞれの症状とCOVID-19との因果関係は不明である。
(いたりあにおける143にんのかんじゃちょうさでは、)
イタリアにおける143人の患者調査では、
(かいふくご(はっしょうからへいきん2かげつご)に87%がなんらかのしょうじょうをうったえており、)
回復後(発症から平均2か月後)に87%が何らかの症状を訴えており、
(とくにけんたいかんやこきゅうこんなんのひんどがたかかった。)
特に倦怠感や呼吸困難の頻度が高かった。
(そのた、かんせつつう、きょうつう、がいそう、きゅうかくしょうがい、)
その他、関節痛、胸痛、咳嗽、嗅覚障害、
(めやくちのかんそう、びえん、けつまくじゅうけつ、みかくしょうがい、ずつう、かくたん、)
目や口の乾燥、鼻炎、結膜充血、味覚障害、頭痛、喀痰、
(しょくよくふしん、いんとうつう、めまい、きんにくつう、)
食欲不振、咽頭痛、めまい、筋肉痛、
(げりなどのしょうじょうがみられるようである。)
下痢などの症状がみられるようである。
(32%のかんじゃで1~2つのしょうじょうがあり、55%のかんじゃで3ついじょうのしょうじょうが)
32%の患者で1~2つの症状があり、55%の患者で3つ以上の症状が
(みられた。べいこくでのでんわちょうさでは、270にんのかんじゃのうち、)
みられた。米国での電話調査では、270人の患者のうち、
(65%がけんさびからちゅうおうち7にちでふだんのけんこうじょうたいにふっきし、)
65%が検査日から中央値7日で普段の健康状態に復帰し、
(35%がしんだんから2~3しゅうかんけいかごも「ふだんのけんこうじょうたいにもどっていない」と)
35%が診断から2~3週間経過後も「普段の健康状態に戻っていない」と
(かいとうした。こうれいしゃやきそしっかんのあるひとでしょうじょうがせんえんしやすいけいこうにあった。)
回答した。高齢者や基礎疾患のある人で症状が遷延しやすい傾向にあった。
(ふらんすのでんわちょうさでは120にんのかいとうしゃ(はっしょうからやく110にちご)のうち、)
フランスの電話調査では120人の回答者(発症から約110日後)のうち、
(やく30%にきおくしょうがい、すいみんしょうがい、しゅうちゅうりょくていかなどのしょうじょうがみられた。)
約30%に記憶障害、睡眠障害、集中力低下などの症状がみられた。
(にほんにおけるでんわちょうさ(かいふくしゃ63にん)では、)
日本における電話調査(回復者63人)では、
(はっしょうから60にちたったあとにもきゅうかくしょうがい(19.4%))
発症から60日経った後にも嗅覚障害(19.4%)
(こきゅうこんなん(17.5%)、けんたいかん(15.9%)、がいそう(7.9%)、)
呼吸困難(17.5%)、倦怠感(15.9%)、咳嗽(7.9%)、
(みかくしょうがい(4.8%)があり、さらにはっしょうから120にちたったあとにも)
味覚障害(4.8%)があり、さらに発症から120日経った後にも
(こきゅうこんなん(11.1%)、きゅうかくしょうがい(9.7%)、けんたいかん(9.5%)、)
呼吸困難(11.1%)、嗅覚障害(9.7%)、倦怠感(9.5%)、
(がいそう(6.3%)、みかくいじょう(1.7%)をみとめた。)
咳嗽(6.3%)、味覚異常(1.7%)を認めた。
(また、24%にだつもうがみられ、はっしょうごやく30にちからしゅつげんし、)
また、24%に脱毛がみられ、発症後約30日から出現し、
(やく120にちまでみられた。だつもうのじぞくきかんはへいきん76にちであった。)
約120日までみられた。脱毛の持続期間は平均76日であった。
(6 にんぷれいのとくちょう)
6 妊婦例の特徴
(げんじてんでは、にんしんちゅうにかんせんしても、きそしっかん(こうけつあつやとうにょうびょう、ひまん)を)
現時点では、妊娠中に感染しても、基礎疾患(高血圧や糖尿病、肥満)を
(りんしょうけいかはどうねんれいのじょせいとかわらないとされている。しかし、あめりかなどでは、)
臨床経過は同年齢の女性と変わらないとされている。しかし、米国などでは、
(じゅうしょうかやりゅうざんのりすくがたかいこと、)
重症化や流産のリスクが高いこと、
(こにしきゅうないかんせんがおこりうることがほうこくされている。)
児に子宮内感染が起こりうることが報告されている。
(にほんさんふじんかいかいが2020ねん7~8がつにおこなったちょうさでは、)
日本産婦人科医会が2020年7~8月に行った調査では、
(pcrけんさようせいのにんさんぷ72にんにおいて、81%がゆうしょうじょうであり、)
PCR検査陽性の妊産婦72人において、81%が有症状であり、
(にんしんこうきのにんぷほどじゅうしょうかしやすいけいこうがみられた。)
妊娠後期の妊婦ほど重症化しやすい傾向がみられた。
(しぼうじれいは1れい(がいこくじんりょこうしゃ)だった。しゅっせいじへのかんせんのほうこくはなかった。)
死亡事例は1例(外国人旅行者)だった。出生児への感染の報告はなかった。
(あめりかでしんがたころなういるすかんせんしょうとしてほうこくされた)
米国で新型コロナウイルス感染症として報告された
(15~44さいまでのじょせいのゆうしょうかんじゃやく41まんにんのでーたから、)
15~44歳までの女性の有症患者約41万人のデータから、
(いかのけっかがえられた。にんしんちゅうのじょせい(やく2.3まんにんは)、)
以下の結果が得られた。妊娠中の女性(約2.3万人は)、
(にんしんしていないじょせいとくらべて、)
妊娠していない女性と比べて、
(3.0ばいがしゅうちゅうちりょうしつ(icu)へにゅうしつした)
・3.0倍が集中治療室(ICU)へ入室した
(2.9ばいがじんこうこきゅうかんりをようした)
・2.9倍が人工呼吸管理を要した
(2.4ばいがたいがいしきまくがたじんこうはい(ecmo)をようした)
・2.4倍が体外式膜型人工肺(ECMO)を要した
(1.7ばいがしぼうした)
・1.7倍が死亡した