ドリーマイーター

(はいいろになってさちょうしょうをこぼしてさ)

灰色になってさ 嘲笑を零してさ

(わたしのさいきふのうをまっているんでしょう)

私の再起不能を 待っているんでしょう

(どんなにはしってもどんなにあえいでも)

どんなに走っても どんなにあえいでも

(たりないことくらいわかっているのよ)

足りないことくらい わかっているのよ

(わたしのだいこうぶつはそうあなたのような)

ワタシの大好物はそう貴女のような

(ゆめからさめたふりしていつまでもまくらをはなせないどりーまー)

夢から覚めたフリしていつまでも枕を離せないドリーマー

(ほらきれいにおいしくたべてあげる)

ほら綺麗に美味しく食べてあげる

(つらいつらいあもういいやきらいになっちゃった)

つらいつらい あ、もういいや 嫌いになっちゃった

(おいでいますぐあなたをらくにしてもいいよ)

おいで 今すぐ貴女を楽にしてもいいよ

(いたいいたいああもういやのぞまないわ)

痛い痛い 嗚呼もう嫌 望まないわ

(ゆめのほどけたせかいでまどろみなさぁ)

夢の解けた世界で微睡みな さぁ

(きょせいをはってさあしがすくんでさ)

虚勢を張ってさ 足が竦んでさ

(みずからあがくことをあきらめたんでしょう)

自ら足掻くことを諦めたんでしょう

(つまずいたふりしてもころんだふりしても)

躓いたフリしても 転んだフリしても

(あなたにはまだきずひとつついていないでしょう)

貴女にはまだ傷一つ付いていないでしょう

(わたしのあたえられたものじゃあつかめないように)

私の与えられたモノじゃあ掴めないように

(はじめからしくまれていたはずよ)

初めから仕組まれていたはずよ

(あのときみたゆめもいまはもうとおくにいってしまったみたいだわ)

あの時見た夢も今はもう遠くに行ってしまったみたいだわ

(こわいこわいもうどうしてとおくなっちゃった)

怖い怖い もうどうして 遠くなっちゃった

(あなたがみずからここににげたんでしょう)

貴女が自ら此処に逃げたんでしょう

(くらいくらいもどしてゆめをみせて)

暗い暗い 戻して 夢を見せて

(ゆめのせをみるそれだけでいいの)

夢の背を見るそれだけでいいの

(ああもういちど)

嗚呼 もう一度...

(ゆめがほどけるまえにいっておいでさぁ)

夢がほどける前に行っておいで さぁ

(なんどでもほら)

何度でも ほら