窓を開けなくても

(あおぞらとちへいせんかさなりあうばしょまで)

青空と地平線重なり合う場所まで

(いってみたいときみがつぶやいた)

行ってみたいと君が呟いた

(ぼくはどうこたえれば)

僕はどう答えれば

(いいのかわからなくて)

いいのかわからなくて

(みぎてかざしてえいえんをながめた)

右手かざして永遠を眺めた

(きみがなにをいいたかったか)

君が何を言いたかったか

(あとになってやっときづいたよ)

後になってやっと気づいたよ

(こんなたいくつなげんじつから)

こんな退屈な現実から

(つれだしてほしかったんだろういますぐ)

連れ出して欲しかったんだろう今すぐ

(まどをあけなくても)

窓を開けなくても

(どこへでもいけるんだ)

どこへでも行けるんだ

(めをとじてごらん)

瞳を閉じてごらん

(かんじるはずさ)

感じるはずさ

(かぜがふいているよ)

風が吹いているよ

(むねのおくにとおくのゆめがみえる)

胸の奥に遠くの夢が見える

(きょうしつのかーてんは)

教室のカーテンは

(こきゅうをしてるように)

呼吸をしてるように

(そとのくうきをいつもうけいれている)

外の空気をいつも受け入れている

(きょうしたちがめんどうそうに)

教師たちが面倒そうに

(じゅぎょうちゅうにまどをしめるから)

授業中に窓を閉めるから

(きみはめのまえのゆめのなさに)

君は目の前の夢のなさに

(らくたんしてしまったんだろうおろかだ)

落胆してしまったんだろう愚かだ

(いまはできなくても)

今はできなくても

(みらいならできるかも)

未来ならできるかも

(あきらめちゃだめだそらのかなた)

諦めちゃだめだ空の彼方

(いつかきこえてくるとりのこえが)

いつか聴こえてくる鳥の声が

(あたらしいかぜをまとう)

新しい風を待とう

(きみがなにをさがしていたか)

君が何を探していたか

(あるひぼくはやっとわかったよ)

ある日僕はやっとわかったよ

(どんなかたくなながらすまども)

どんな頑なガラス窓も

(たいようときぼうのひかりはとどくよ)

太陽と希望の光は届くよ

(まどをあけなくても)

窓を開けなくても

(どこへでもいけるんだ)

どこへでも行けるんだ

(めをとじてごらん)

瞳を閉じてごらん

(かんじるはずさ)

感じるはずさ

(かぜがふいているよ)

風が吹いているよ

(むねのおくにとおくのゆめがみえる)

胸の奥に遠くの夢が見える