ANY

(うわべばかりをなでまわされて)

上辺ばかりを撫で回されて

(きゅうにすべてにいやけがさしたぼくは)

急にすべてに嫌気がさした僕は

(ぼくのなかにひそんだくらやみをむりやり)

僕の中に潜んだ暗闇を　無理やり

(ほじくりだしてもがいてたようだ)

ほじくりだしてもがいてたようだ

(しんじつからはうそをうそからはしんじつを)

真実からは嘘を　嘘からは真実を

(むちゅうでさがしてきたけど)

夢中で探してきたけど

(いまぼくのいるばしょがさがしてたのと)

今　僕のいる場所が探してたのと

(ちがってもまちがいじゃないきっと)

違っても間違いじゃない　きっと

(こたえはひとつじゃないなんどもてをくわえた)

答えは一つじゃない　何度も手を加えた

(よごれたじがぞうにほらまた１２しょくのこころで)

汚れた自画像に　ほらまた１２色の心で

(すきなはいけいをかきたしていく)

好きな背景を描きたして行く

(いろんなことをぎせいにしてまきぞいにして)

いろんなことを犠牲にして巻き添いにして

(えつにひたってはしったじぶんをじだいのせいにしたんだ)

悦に浸って走った自分を時代のせいにしたんだ

(もっといいことはないか？っていいながら)

もっといいことはないか？って言いながら

(たくじょうのくうろんをふりまわしてばっか)

卓上の空論を振り回してばっか

(そしてぼくはしってしまったこてさきで)

そして僕は知ってしまった　小手先で

(やりくりしたってなにひとつかえられやしない)

やりくりしたって何一つ変えられやしない

(いまぼくのいるばしょがのぞんだものとちがっても)

今僕のいる場所が望んだものと違っても

(わるくはないきっとこたえはひとつじゃない)

悪くはない　きっと答えは一つじゃない

(あいしてるときみはいうくちさきだけだとしても)

愛してると君は言う　口先だけだとしても

(たまらなくうれしくなるから)

たまらなく嬉しくなるから

(それもまたぼくにとってしんじつ)

それもまた僕にとって真実

(こうさてんしんごうきはいきがすのにおい)

交差点　信号機　排気ガスの匂い

(くらくしょんかべのらくがきやぶられたぽすたー)

クラクション　壁の落書き　破られたポスター

(いまぼくのいるばしょがさがしてたものとちがっても)

今僕のいる場所が探してたものと違っても

(まちがいじゃないいつもこたえはひとつじゃない)

間違いじゃない　いつも答えは一つじゃない

(なんどもてをくわえたよごれたじがぞうにほら)

何度も手を加えた　汚れた自画像に　ほら

(また１２しょくのこころですきなはいけいをかきたしていく)

また１２色の心で　好きな背景を描きたして行く

(またかきたしていくそのすべてしんじつ)

また描きたして行く　そのすべて真実