ROSY NAIL

(よあけのそらがくちづけする)

夜明けの空が口吻する

(まちをみおろす)

街を見降ろす

(したたかにいきのびてる)

したたかに生き延びてる

(あしたにめがくらみそうだね)

明日に目が眩みそうだね

(さよならなんていわせはしないと)

さよならなんて言わせはしないと

(くれるほほえみざんこくなるーじゅのあと)

くれる微笑み 残酷なルージュの跡

(のこすおもいをみせつけて)

残す想いを見せつけて

(みらいのふたりをみる)

未来のふたりを見る

(まなざしがいまはこわいよ)

まなざしが今は怖いよ

(ぼくにはまつひとがいる)

僕には待つ女性がいる

(であったときにはなしたのに)

出逢った時に話したのに

(きみのむねでぼくはねむれない)

君の胸で僕は眠れない

(もとめすぎるきけんなよかん)

求めすぎる危険な予感

(あかいつめがくびすじをねらう)

紅い爪が首筋を狙う

(たったいちやがえいえんのあやまちに)

たった一夜が永遠のあやまちに

(きみはぼくのうでをはなさない)

君は僕の腕を離さない

(しろいはだのみわくにだかれて)

白い肌の魅惑に抱かれて

(そしてぜんぶうばわれてゆく)

そして全部 奪われてゆく

(きみはひとりであいをさぐりだしたから)

君は独りで愛を捜り出したから

(いまさらなんてきりだせばいい？)

今更なんて切り出せばいい?

(あわないつもりを)

逢わないつもりを

(きえてほしいわすれてほしい)

消えて欲しい 忘れて欲しい

(きれいなままでおわらせて)

綺麗なままで終わらせて

(はしゃいでぬがしあった)

はしゃいで脱がし合った

(ふくをいまさめてきこめば)

服を今冷めて着込めば

(ゆううつなしーつのかげで)

憂鬱なシーツの影で

(うるむひとみがないふになる)

潤む瞳がナイフになる

(きみのむねでぼくはねむれない)

君の胸で僕は眠れない

(あせのなかにきけんなよかん)

汗の中に危険な予感

(あかいつめがやくそくせがむ)

紅い爪が約束せがむ

(たったいちやのゆめはやがてあくむに)

たった一夜の夢はやがて悪夢に

(きみはぼくのうでをはなさない)

君は僕の腕を離さない

(へいぼんなひびきみはもぐりこんで)

平凡な日々 君はもぐりこんで

(そしてぜんぶこわされてゆく)

そして全部 壊されてゆく

(うきぼりになる)

浮き彫りになる

(ただぼくのよわさだけが)

ただ僕の弱さだけが

(きみのむねでぼくはねむれない)

君の胸で僕は眠れない

(もとめすぎるきけんなよかん)

求めすぎる危険な予感

(あかいつめがくびすじをねらう)

紅い爪が首筋を狙う

(たったいちやがえいえんのあやまちに)

たった一夜が永遠のあやまちに

(きみはぼくのうでをはなさない)

君は僕の腕を離さない

(しろいはだのみわくにだかれて)

白い肌の魅惑に抱かれて

(そしてぜんぶうばわれてゆく)

そして全部 奪われてゆく

(きみはひとりであいをさぐりだしたから)

君は独りで愛を捜り出したから