Tokyo Nighter

(とうきょうはごごろくじおーせんてぃっくひぐれ)

東京は午後六時 オーセンティック 日暮れ

(ゆうだちどしゃぶりなみだのあとすこしだけねむる)

夕立 土砂降り 涙の後 少しだけ眠る

(じょうきょうはいまもごぶさいていちーぷなゆめ)

状況は今も五分 最低チープな夢

(あのひのやくそくついにはたしそびれる)

あの日の約束 遂に果たしそびれる

(もどりたいもどらないまよって)

戻りたい 戻らない 迷って

(つたえたいつたえないをいって)

伝えたい 伝えない を言って

(かなえたいかなわないねだって)

叶えたい 叶わない 強請って

(だれかにあいたいなきたいないたー)

誰かに会いたい 泣きたいナイター

(ふがいないつかえないなやんで)

不甲斐ない 使えない 悩んで

(どうせないふかいないようなんて)

どうせない 深い内容なんて

(やるきないできないからまわりとくいなんです)

やる気ない できない 空回り得意なんです

(つかれたひびをもがくばかりで)

疲れた日々を藻掻くばかりで

(おぼれかけのげんざいを)

溺れかけの現在を

(だきしめたならくちづけをして)

抱き締めたなら接吻をして

(わすれてさぁよるのまちのとりこに)

忘れて さぁ夜の街の虜に

(とうきょうはよるのくじろーまんてぃっくやけい)

東京は夜の九時 ローマンティック 夜景

(えきまえひとごみつぎのばしょすこしだけあるく)

駅前 人混み 次の場所 少しだけ歩く

(かいじょうはすでににじめいていぴーくなゆれ)

会場は既に二次 酩酊ピークな揺れ

(あのひのおもいでやけにとおくかんじる)

あの日の思い出 やけに遠く感じる

(うたいたいうたえないうたって)

歌いたい 歌えない 歌って

(おどりたいおどれないおどって)

踊りたい 踊れない 踊って

(からみたいからめないからんで)

絡みたい 絡めない 絡んで

(のみすぎたべすぎはきたいないたー)

飲み過ぎ 食べ過ぎ 吐きたいナイター

(おもんないくだんないはなしを)

おもんない くだんない話を

(どうせないきょうのきおくなんて)

どうせない 今日の記憶なんて

(かくしたいいえないことばかりがちゅうにうかんで)

隠したい 言えないことばかりが宙に浮かんで…

(ささいなことでみずましされた)

些細なことで水増しされた

(にがいだけのこうかいを)

苦いだけの後悔を

(あまくとかしてくちうつしして)

甘く溶かして口移しして

(わすれてほらよるのまちのとりこに)

忘れて ほら夜の街の虜に

(とうきょうはもういちじおーとまてぃっくきたく)

東京はもう一時 オートマティック 帰宅

(くらやみせいじゃくひとりきりすこしだけさめる)

暗闇 静寂 一人きり 少しだけ醒める

(じょうきょうはいまはちぶかんぜんしっくなむね)

状況は今八分 完全シックな胸

(あのひとかわらずそふぁーでねむりにおちる)

あの日と変わらずソファーで眠りに落ちる

(とうきょうのごごろくじおーせんてぃっくひぐれ)

東京の午後六時 オーセンティック 日暮れ

(ゆうだちどしゃぶりなみだのあとすこしだけねむる)

夕立 土砂降り 涙の後 少しだけ眠る

(じょうきょうはいまもごぶさいていちーぷなゆめ)

状況は今も五分 最低チープな夢

(あのひのやくそくついにはたしそびれてしまう)

あの日の約束 遂に果たしそびれてしまう

(とうきょうのいまはにじほーりすてぃっくねむれ)

東京の今は二時 ホーリスティック 眠れ

(あしたはあしたのかぜがふくなんてことはない)

明日は明日の風が吹く 何てことはない

(さいしゅうのばしゃはすぎすこしずつまちはだまり)

最終の馬車は過ぎ 少しずつ街は黙り

(あのひをゆめみてひとりねむりつづける)

あの日を夢見て一人眠り続ける