サクラウサギ 川崎鷹也
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歌詞(問題文)
(だれもいないきょうしつのかたすみにおかれたのーとに)
誰も居ない教室の片隅に置かれたノートに
(あなたのなまえをかいてはけした)
あなたの名前を書いては消した
(ただきづいてほしくて)
ただ気付いて欲しくて
(あなたにあえてよかったと)
「あなたに会えて良かった」と
(あなたのまえでいえたなら)
あなたの前で言えたなら
(わたしのこえがあなたにとどかないのは)
私の声があなたに届かないのは
(おくびょうでよわむしなうさぎだから)
臆病で弱虫なウサギだから
(さくらのはなびらがひらひらまうなかで)
桜の花びらがヒラヒラ舞う中で
(こさーじゅがにあう)
コサージュが似合う
(あなたはむらがるひとにまぎれ)
あなたは群がる人に紛れ
(なみだをうかべながらわらっている)
涙を浮かべながら笑っている
(そんなあなたをとおくからみることしかできない)
そんなあなたを遠くから見ることしかできない
(わたしはさくらうさぎ)
私はサクラウサギ
(あしたになればこのきもちは)
明日になればこの気持ちは
(きえてしまっているのかな)
消えてしまっているのかな
(もうにどとみることのないあなたの)
もう二度と見ることのないあなたの
(せいふくすがたがまぶしくて)
制服姿が眩しくて
(あなたのことをおもうほど)
あなたのことを思うほど
(わたしのかおがあつくなる)
私の顔が熱くなる
(そんなわたしにあなたはきづかないでしょう)
そんな私にあなたは気付かないでしょう
(いくじないなきむしなうさぎなのに)
意気地ない泣き虫なウサギなのに
(みることしかできなかった)
見ることしか出来なかった
(さんねんのつきひはけっして)
三年の月日は決して
(ひとりよがりじゃなかったと)
独りよがりじゃなかったと
(おもいつづけたじかんは)
想い続けた時間は
(きがとおくなるほどながくて)
気が遠くなるほど長くて
(とどいてほしくてつたわってほしくて)
届いて欲しくて伝わって欲しくて
(おもいはあふれてゆく)
想いは溢れてゆく
(さくらのはなびらがひらひらちったころ)
桜の花びらがヒラヒラ散った頃
(あなたにおもいをつたえようと)
あなたに想いを伝えようと
(いまあるすべてのゆうきをだして)
今ある全ての勇気を出して
(たかなるこころみゃくうつこどう)
高鳴る心脈打つ鼓動
(つたえなきゃわたしのおもい)
伝えなきゃ私の想い
(さくらのはなびらがかぜにのってはこばれて)
桜の花びらが風に乗って運ばれて
(わたしとあなたのかみがなびく)
私とあなたの髪がなびく
(つたえたいとおもえばおもうほど)
伝えたいと思えば思うほど
(なみだがことばをさえぎってふるえるくちびるから)
涙が言葉を遮って震える唇から
(こぼれたありがとう)
こぼれた「ありがとう」
(すきっていえないさくらうさぎ)
「好き」って言えないサクラウサギ