Distorted†Happiness

(やさしいうそでぬりかためたけしき)

優しい嘘で塗り固めた景色

(どこまでもつづくにちじょうは)

どこまでも続く日常は

(うつしよのみせるりふじんさを)

現世のみせる理不尽さを

(とおいとおいせかいへとはこぶ)

遠い遠い世界へと運ぶ

(きみへのあいのかんじょう)

キミヘノ愛ノ感情

(それだけでこのみはうごく)

ソレダケデコノ身ハ動ク

(おまえへのぞうおのかんじょう)

オマエヘノ憎悪ノ感情

(それだけでこのみはうずく)

ソレダケデコノ身ハ疼ク

(いつわりだというけれどだけど)

偽りだというけれどだけど

(このかなしみがいえるなら)

この悲しみが癒えるなら

(だまされつづけるきょういぞん)

騙され続ける共依存

(ね？ほらいたくもなんともないよ)

ね？ほら痛くもなんともないよ

(きみへのあいのしょうどう)

キミヘノ愛ノ衝動

(なにものにもかえがたく)

何者ニモ変エガタク

(おまえへのぞうおのしょうどう)

オマエヘノ憎悪ノ衝動

(なにものよりたえがたく)

何物ヨリ耐エガタク

(おわることのないめびうすのわ)

終わることのないメビウスの輪

(ねえなぜにげたいの？)

ねえ何故逃げたいの？

(せかいのすべてのこうふくはここにあるのに)

世界の全ての幸福はここにあるのに

(かのじょはほほえむ)

彼女は微笑む

(きみのいない、きみのいない、きみのいないせかいなんて)

キミのいない、キミのいない、キミのいない世界なんて

(みとめないよ、みとめないよ、ほらここにいるじゃないか)

認めないよ、認めないよ、ほらここに在るじゃないか

(きみがいれば、きみがいれば、きみがいればなにもいらない)

キミがいれば、キミがいれば、キミがいれば何もいらない

(きみがほほえむはこにわがとわにつづきますように)

キミが微笑む世界（箱庭）が永久に続きますように

(しんしょくされるおだやかなにちじょう)

浸食される穏やかな日常

(けっしてみすごすわけにいかない)

決して見過ごすわけにいかない

(どうしてこうふくをきょぜつするの)

どうして幸福を拒絶するの

(ここでじっとしてればいいのに)

ここでじっとしてればいいのに

(たとえゆがんでたってそれは)

たとえ歪んでたってそれは

(たとえくさってたってそれは)

たとえ腐ってたってそれは

(たとえよどんでたってそれは)

たとえ淀んでたってそれは

(こうふくにはかわりないのに)

幸福には変わりないのに

(おわりみつけてどうするんだい？)

出口（終わり）見つけてどうするんだい？

(えんさをまきちらすみにくいすがたにもどりたくはないだろう？)

怨嗟を撒き散らす醜い肉袋（姿）に戻りたくはないだろう？

(かのじょはいらだつ)

彼女は苛立つ

(きみのいない、きみのいない、きみのいないせかいなんて)

キミのいない、キミのいない、キミのいない世界なんて

(はじめから、はじめから、そんなものはなかったよ)

初めから、初めから、そんなものはなかったよ

(きみがいない、きみがいない、きみがいない)

キミがいない、キミがいない、キミがいない

(うるさいな！)

うるさいな！

(きえないみみなりにきょうもないふをつきたてよう)

消えない耳鳴りに今日もナイフを突き立てよう

(かなしさなどとうにすぎた)

悲しさなどとうに過ぎた

(むなしささえわすれさった)

虚しささえ忘れ去った

(おわることのないせかいで)

終わることのない世界で

(きずをえぐりうみをまいて)

傷を抉り膿をまいて

(ぼくがぼくのぼくへぼくを)

ボクがボクのボクへボクを

(きみがきみのきみへきみを！)

キミがキミのキミへキミを！

(こわれかけのあいのことば)

壊れかけの愛の言葉

(いちどたりともとどかなかった！)

一度たりとも届かなかった！

(ぜつぼうのふぃるむまわるだれもがきみのことをわすれてしまったものがたり)

絶望のフィルム廻る誰もがキミのことを忘れてしまった物語

(どうこくはあめにとけてせかいはやさしいうそでぼくのこころしめあげる)

慟哭は雨に溶けて世界は優しい嘘で僕の心締め上げる

(きみのいない、きみのいない、きみのいないせかいなんて)

キミのいない、キミのいない、キミのいない世界なんて

(みとめないよ、みとめないよ、ほらここにいるじゃないか)

認めないよ、認めないよ、ほらここに在るじゃないか

(きみがいれば、きみがいれば、きみがいればなにもいらない)

キミがいれば、キミがいれば、キミがいれば何もいらない

(きみがほほえむはこにわがとわにつづきますように)

キミが微笑む世界（箱庭）が永久に続きますように