続、冷たい雨
記号・句読点は省略しています。
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歌詞(問題文)
(なにもないみえない)
何もない。見えない。
(きょうもふりしきるのは)
今日も降りしきるのは、
(わらえないこころにさまようおわらないあめ)
笑えない心に彷徨う終わらない雨・・・。
(あめをきたまちかどから)
雨を着た街角から
(かさのはながさきだせば)
傘の花が咲き出せば、
(くらいあぱーとにあのひのぼくをさがしていた)
暗いアパートにあの日の僕を探していた。
(あめをきたろじうらでは)
雨を着た路地裏では
(かさのはながさきちがう)
傘の花が咲き違う。
(めにうつるふうけいにただたちつくし)
目に映る風景にただ、立ち尽くし、
(かげもないなつかしさをいだきしめた)
影もない懐かしさを抱きしめた。
(あきちをせにして)
空き地を背にして
(けだるいぼくはみあげてみた)
気怠い僕は見上げてみた。
(やけにあめおとがうるさいね)
「やけに雨音がうるさいね。」
(しのつくあめがぼくのかわりにないてくれる)
篠突く雨が僕の代わりに泣いてくれる。
(ひとりじゃなみだもながせなくなった)
独りじゃ涙も流せなくなった。
(うつりゆくきせつはまちをかえる)
移りゆく季節は街を変える。
(すきだったあめのにおい)
好きだった雨の匂い。
(ほのめいたでんせんのみち)
仄めいた電線の道。
(ぬれえがくおもかげにさよなら)
濡れ描く面影にさよなら。
(あたりまえなあめのひの)
当たり前な雨の日の、
(ありふれたこたえだった)
ありふれた答えだった。
(つめたいあめのあとで)
冷たい雨のあとで・・・。
(あのひのかなしみをぼくにくれないか)
あの日の悲しみを僕にくれないか?
(なくしたおもいでをぼくにくれないか)
無くした思い出を僕にくれないか?
(うちひしがれていたひびにあえるなら)
打ち拉がれていた日々に会えるなら、
(ぼくがぼくになれたいみをくれないか)
僕が僕になれた意味をくれないか?
(うつりゆくきせつはぼくもかえる)
移りゆく季節は僕も変える。
(うれしいこと)
嬉しいこと。
(かなしいこと)
悲しいこと。
(なにげないたくさんのこと)
何気ない沢山のこと。
(あたらしいあしたにさようなら)
新しい明日にさようなら。
(あたりまえなあめのひの)
あたりまえな雨の日の、
(ありふれたこたえだった)
ありふれた答えだった。
(つめたいあめのあとで)
冷たい雨のあとで・・・。
(なにもないみえない)
何もない。見えない。
(きょうもふりしきるだけ)
今日も降りしきるだけ。
(おわらないあめはおともなくたたずんでいる)
終わらない雨は音も無く佇んでいる。
(だれもがきっと)
誰もがきっと
(このみえないあめのなかを)
この見えない雨の中を、
(とほうにくれてそれでも)
途方に暮れて、それでも
(あるいていくのでしょう)
歩いていくのでしょう。
(ずっと)
ずっと・・・。