原神　ディルック　ボイス

(めのまえのみちがみえないひとにとって、「かみのめ」はかみへのしるべになる。)

目の前の道が見えない人にとって、「神の目」は神へのしるべになる。

(だが、しんこうしんをいだくものにとって、それはたんなるかざりにすぎない。)

だが、信仰心を抱く者にとって、それは単なる飾りに過ぎない。

(ぼくはときどき「えんじぇるずしぇあ」にいってじぶんでかくてるをつくるんだ。)

僕は時々「エンジェルズシェア」に行って自分でカクテルを作るんだ。

(さかばはじょうほうがあつまるばしょだからね。)

酒場は…情報が集まる場所だからね。

(ふくろうだよ。くらやみのなかでめをかがやかせ、まわりをかんさつするもうきん。)

…フクロウだよ。暗闇の中で目を輝かせ、周りを観察する猛禽。

(さいぜんのたいみんぐでのみこうどうをおこし、ぜったいにしっぱいをしない。)

最善のタイミングでのみ行動を起こし、絶対に失敗をしない。

(あのおとこのいうことははんぶんしかしんようできないんだ。)

あの男の言うことは半分しか信用できないんだ。

(このもんどにさけのきらいなばーてんだーがいるとはな。)

このモンドに酒の嫌いなバーテンダーがいるとはな。

(なにかごようかな？)

何かご用かな？

(うん、きしだんのことか。)

うん、騎士団のことか。

(ふんいうことはないな、めざすさきがちがうだけだ。)

フン…言うことはないな、目指す先が違うだけだ。

(しつじいがいのひととちぇすをするきかいはそうそうないんだ。)

執事以外の人とチェスをする機会はそうそうないんだ。

(せっかくじかんがあるんだ、いっきょくどうかな。)

せっかく時間があるんだ、一局どうかな。

(ちぇっくめいと。)

チェックメイト。

(だけど、ぼくをここまでおいつめるなんて、たいしたものだよ。)

…だけど、僕をここまで追い詰めるなんて、大したものだよ。

(きみ、なかなかやるな。)

君、なかなかやるな。

(ちぇすでもせんとうでも、いつもぼくにおどろきをもたらしてくれる。)

チェスでも戦闘でも、いつも僕に驚きをもたらしてくれる。

(ｕんこんなきょうりょくかんけいはぼくにとってしんせんでめずらしい)

…うん…こんな協力関係は僕にとって新鮮で珍しい…

(では、こんごもともにいこう、「わがとも」よ。)

では、今後も共に行こう、「我が友」よ。

(うちのべっていにあるげいじゅつひん？)

ウチの別邸にある芸術品？

(あれはぼくのものじゃない。なきちちがしゅみであつめていたものさ。)

あれは僕の物じゃない。亡き父が趣味で集めていた物さ。

(ぼくのぐらすのなかみがなんのさけかって？)

僕のグラスの中身が何の酒かって？

(ただのぶどうじゅーすだよ。ぼくはいつもこれをのむんだ。)

ただのブドウジュースだよ。僕はいつもこれを飲むんだ。

(ぼくはおさけがきらいなんだ。)

僕はお酒が嫌いなんだ。

(いやはぁ、さけのあじがすきじゃないんだ。)

いや…はぁ、酒の味が好きじゃないんだ。

(きみのねがいをきかせてくれ、ぼくにできることなら、かんがえよう。)

君の願いを聞かせてくれ、僕にできることなら、考えよう。

(もくひょうをたっせいするために、ちからがひつようだ。)

目標を達成するために、力が必要だ。

(このさきになにがあるかなんて、あまりかんがえないんだ。)

この先に何があるかなんて、あまり考えないんだ。

(たとえ、だれかがぼくのまえにたちはだかろうとも、)

たとえ、誰かが僕の前に立ちはだかろうとも、

(ぼくはまえへすすまなければならないから。)

僕は前へ進まなければならないから。

(ちからがつよくなっただがまだたりない、)

力が強くなった…だがまだ足りない、

(これだけではちからのたんきゅうにすぎない。)

これだけでは力の探求に過ぎない。

(「れいめい」がおとずれるまえに、「くらやみ」をてらすひとがひつようなんだ)

「黎明」が訪れる前に、「暗闇」を照らす人が必要なんだ…

(つみをけすために、ぼくはひとりでながいよるをあるかなければならないとおもっていた。)

罪を消すために、僕はひとりで長い夜を歩かなければならないと思っていた。

(しかしきみのおかげで、ぼくはまたまちがっていたときづけた。)

しかし君のおかげで、僕はまた間違っていたと気付けた。

(れいをいうよ、「わがとも」よ。)

礼を言うよ、「我が友」よ。