Canaria-消えゆく空に-

(ゆめみたかなたへとそのはねをひろげても)

夢見た彼方へと　その羽を　広げても

(ひごととおざかってゆくちへいせんふかいきりのなかに)

日ごと遠ざかってゆく地平線　深い霧の中に

(こころのさえずりでなきごとをこぼすときだって)

心のさえずりで　泣き言を　こぼす時だって

(あなたにあこがれてつよいじぶんふりまいていたよ)

貴方に憧れて　強い自分　振りまいていたよ

(ずっとはなれずにあいされそだったかなりあは)

ずっと離れずに　愛され育ったカナリアは

(だれよりもゆうえんなこえでうたうからうたうから)

誰よりも　優艶な声で　唄うから　唄うから

(ねがいをこめたよるはばたいて)

願いを込めた夜　羽ばたいて

(ふたりでみたばしょへのぼる)

ふたりで見た場所へ　昇る

(はぐるまいたずらにからまって)

歯車　イタズラに絡まって

(きえゆくそらに)

消えゆく空に

(よびごえかれるまではねのねはたやさないよ)

呼び声　枯れるまで　羽の音は　絶やさないよ

(らいとをあびたままあなただけみつけられなくて)

証明を浴びたまま　貴方だけ　見つけられなくて

(きっとわすれずにいつでもかえってこれるかな)

きっと忘れずに　いつでも帰って来れるかな

(かなりあきおくはこだまして)

カナリア　記憶は　こだまして

(どこまでもどこまでも)

何処までも　何処までも

(ちかいあったよあけだきあって)

誓い合った夜明け　抱き合って

(ふたりのたいおんでねむる)

ふたりの体温で　眠る

(めざめたひとりきりのへやで)

目覚めた　ひとりきりの部屋で

(とびさるおもい)

飛び去る　想い

(わかんないよこれがあいなんて)

分かんないよ　これが愛なんて

(ことばでもういちどききたい)

言葉で　もう一度　聴きたい

(すだったからっぽのかこに)

巣立った　空っぽの過去に

(ゆめをのせうたうかなりあ)

夢を乗せ　唄う　カナリア

(ねがいをこめたよるはばたいて)

願いを込めた夜　羽ばたいて

(ふたりのみたばしょへのぼる)

ふたりの見た場所へ　昇る

(はぐるまいたずらにうごかして)

歯車　イタズラに動かして

(あなたをよぶきえゆくそらに)

貴方を呼ぶ　消えゆく空に