Adonis

(ほんとうのこころをひらくであいは)

本当の心を開く出会いは

(ひとひらのきせきにおもえたａｄｏｎｉｓ)

ひとひらの奇跡に思えた　Adonis

(したたりにうつるほしのようなひとみに)

滴りに映る星のような瞳に

(せおうものすべてゆるされるような)

背負うもの　すべて許されるような

(それはわたしだけのむねで)

それは私だけの胸で

(あかせぬみつになって)

明かせぬ蜜になって

(じらせるほどにくるおしくうれてゆく)

焦らせるほどに狂おしく熟れてゆく

(ちかいをたてたこともわすれてしまいそうで)

誓いを立てたことも忘れてしまいそうで

(すなおになれるゆめのなかでもとめあう)

素直になれる夢の中で求め合う

(いかないでそばにいて)

いかないで　そばにいて

(あなたをなくしたくないの)

貴方を失くしたくないの

(わたしのほしいあさはたったひとつだけ)

私の欲しい朝はたった一つだけ

(やさしいこえでわらって)

やさしい声で笑って

(あなただけがいのちなの)

貴方だけが命なの

(わたしひとりのこしてどこにもいかないで)

私ひとり残してどこにも行かないで

(かなうならａｄｏｎｉｓ)

叶うならAdonis

(あとすこしだきしめて)

あと少し抱きしめて

(おおきくそだったからだをながめて)

大きく育った体を眺めて

(そのひとみみあげてしまうひがくるの)

その瞳　見上げてしまう日が来るの？

(ひかりのとどかないなやに)

光の届かない納屋に

(とじこめてかこいたい)

閉じ込めて囲いたい

(とうすいのうみでねくびをかかれてもいい)

陶酔の海で寝首を掻かれてもいい

(わがこにむけるような)

我が子に向けるような

(あいじょうでいられたなら)

愛情でいられたなら

(だれかをみそめてもうけいれられたのに)

誰かを見初めても受け入れられたのに

(おねがいなきがおは)

お願い　泣き顔は

(わたしいがいにみせないで)

私以外に見せないで

(いつでもゆりおこしてなみだうずめて)

いつでも揺り起こして　涙埋めて

(あなたがのぞむとき)

貴方が望むとき

(すべてにこたえられるように)

すべてに答えられるように

(とおくはなれないでここでねむってよ)

遠く離れないで　ここで眠ってよ

(いけないこいだとすぐにわかって)

いけない恋だとすぐにわかって

(だけどあなたをあいしてしまった)

だけどあなたを愛してしまった

(いちどきりのあやまちでじごくにおちることも)

一度きりの過ちで地獄に落ちることも

(こんなにこころがしめつけられて)

こんなに心が締め付けられて

(それでもあなたじゃなきゃだめだって)

それでも貴方じゃなきゃダメだって

(かわりはてたそのすがたをだいて)

変わり果てたその姿を抱いて

(ゆがんだゆめをおいかける)

歪んだ夢を　追いかける

(このあいをきいてａｄｏｎｉｓ)

この愛を聴いてAdonis

(いかないでどうかそばにいて)

いかないで　どうかそばにいて

(あなたをなくしたくないの)

貴方を失くしたくないの

(わたしのほしいあさはたったひとつだけ)

私の欲しい朝はたった一つだけ

(やさしいこえでわらって)

やさしい声で笑って

(あなただけがひかりなの)

貴方だけが光なの

(わたしひとりのこしてどこにもいかないで)

私ひとり残してどこにも行かないで

(かなうならずっと)

叶うならずっと