残穢③

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『十二国記シリーズ』の作者、小野不由美『残穢』が原作。 「私」は小説家を生業としており、 現在、読者からの「怖い話」をもとに連載をしている。 ある時、久保さんという女子大生から手紙が届き、 「私」は彼女のマンションにまつわる恐怖に関わっていく。 監督中村義洋。2016年公開の日本映画。

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問題文

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(「わたし」はへんしゅうしゃに、たかのけのははおやがじさつしたげんいんは、)

「私」は編集者に、高野家の母親が自殺した原因は、

(むすめのxxによるものだろうかという。)

娘の××によるものだろうかという。

(「あかんぼうがゆかからわいてでる」というひょうげんは、ひとりでは)

「赤ん坊が床から湧いて出る」という表現は、一人では

(ないきがするとはなしていると、さっかのひらおかが、どうじに)

ない気がすると話していると、作家の平岡が、同時に

(なんにんもあかんぼうがあらわれるはなしをきいたことがあるといってくる。)

何人も赤ん坊が現れる話を聞いたことがあると言ってくる。

(はいおくできもだめしをしていたわかものたちが、ゆかからあかんぼうの)

廃屋で肝試しをしていた若者たちが、床から赤ん坊の

(かおがつぎつぎにでてきたといったはなしがあったとはなす。)

顔が次々に出てきたといった話があったと話す。

(はいおくではいぜん「えいまるごろし」があり、ゆかからは1りのいたいが)

廃屋では以前「嬰◯殺し」があり、床からは1人の遺体が

(みつかった。ではなぜふくすうのあかんぼうがわいてでるのか?)

みつかった。ではなぜ複数の赤ん坊が湧いて出るのか?

(だがそのはなしはちばなので、またべつのはなしだろうとはなしはおわった。)

だがその話は千葉なので、また別の話だろうと話は終わった。

(くぼさんは、てんきょごかいてきにくらしており、「わたし」も)

久保さんは、転居後快適に暮らしており、「私」も

(しんきょへとてんきょしていた。ひらおかからちばのはなしのつづきがとどく。)

新居へと転居していた。平岡から千葉の話の続きが届く。

(「えいまるごろし」でたいほされたなかむらみさおは、いぜん)

「嬰◯殺し」で逮捕された中村美佐緒は、以前

(すんでいたながやでも、まいとしあかんぼうをころしていたとじきょうする。)

住んでいた長屋でも、毎年赤ん坊を殺していたと自供する。

(そのあと、ながやはさらちになり、たったのが、ねもとけ・たかの)

その後、長屋は更地になり、建ったのが、根本家・高野

(けだった。ながやいぜんは、よしかねけがあり、むすこのともさぶろうが)

家だった。長屋以前は、吉兼家があり、息子の友三郎が

(「やけ、ころせ」とめいじるこえがきこえるといい、おかしく)

「焼け、殺せ」と命じる声が聞こえるといい、おかしく

(なってしまったため、したくかんち(=ざしきろう)がきょかされた。)

なってしまったため、私宅監置(=座敷牢)が許可された。

(ざしきろうにはべんじょがあり、そのあなからはいだし、ゆかしたを)

座敷牢には便所があり、その穴から這い出し、床下を

(はいかいすることをこのんだという。みさおは、ゆかしたから)

徘徊することを好んだという。美佐緒は、床下から

など

(きこえる「やけ、ころせ」というこえにめいじられたといっていた。)

聞こえる「焼け、殺せ」という声に命じられたと言っていた。

(よしかねけのぼだいじでは、じゅうしょくからともさぶろうのそのあとは)

吉兼家の菩提寺では、住職から友三郎のその後は

(わからず、さいごにわかるのはみよしというじょせいだときかされる。)

わからず、最後にわかるのは三善という女性だと聞かされる。

(かのじょはよしかねけにとついだごさいで、ともさぶろうのままははだった。)

彼女は吉兼家に嫁いだ後妻で、友三郎の継母だった。

(2どのりゅうざんのあと、24さいでたかいした。みよしの1しゅうきのときに、)

2度の流産の後、24歳で他界した。三善の1周忌の時に、

(ふじんずいっぷくをくようときろくにあり、ゆうれいがかときくと、えは)

婦人図一幅を供養と記録にあり、幽霊画かと聞くと、画は

(みよしのよめいりどうぐで、きれいなおひめさまのえだが、)

三善の嫁入り道具で、綺麗なお姫様の画だが、

(ときおり、かおをゆがませることがあった。そのえもせんさいで)

時折、顔を歪ませることがあった。その画も戦災で

(やけてしまったという。みよしのじっかはふくおかだったので、)

焼けてしまったという。三善の実家は福岡だったので、

(ひらおかのしょうかいで、ふくおかのみさわにはなしをきくこととなった。)

平岡の紹介で、福岡の三澤に話を聞くこととなった。

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