宵闇花火
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歌詞(問題文)
(ゆうぐれにてをふるこたちもどるばしょのないわたし)
夕暮れに手を振る子たち 戻る場所の無い、私
(よるのかぜとあそびながらふみこんだよいやみのなか)
夜の風と遊びながら 踏み込んだ宵闇の中
(きみはどこへゆくの)
「君ハ何処へ行クノ?」
(きつねのめんがわらう)
狐の面が笑う
(どこへでもつれていってほしいいたみのないばしょ)
何処へでも連れて行って欲しい 痛みの無い場所
(きぎたちはさらりとゆれてくちびるにつゆをおとす)
木々達は さらりと揺れて 唇に露を落とす
(ほたるびがもりをてらしたてをとっていざなうきつね)
蛍火が森を照らした 手を取って誘う狐
(きみとともにゆくよ)
「君ト共ニ行クヨ」
(ぎんいろのかみゆれる)
銀色の髪 揺れる
(ちかいのかんざしつけたらなげきのないばしょへ)
誓いの簪 (かんざし) 付けたら 嘆きの無い場所へ
(あかいとりいをくぐりぬけいしだたみのそのさきで)
赤い鳥居をくぐり抜け 石畳の其の先で
(うたうよるのこどもたちおにやおにてのなるほうへ)
歌う夜の子供達 鬼や鬼 手の鳴るほうへ
(やみにうかぶひがんばな)
闇に浮かぶ彼岸花
(くれないいろちぎりいろ)
紅い色 契 (ちぎり) 彩 (いろ)
(あざやかにかわをもやしかえりみちもわからない)
鮮やかに川を燃やし 帰り道もわからない
(だれからもふれてもらえずだれからもあいされずに)
誰からも触れてもらえず 誰からも愛されずに
(かんばせはくろくただれて)
顔 (かんばせ) は黒く爛 (ただ) れて
(ただかくしはじらうばかり)
只、隠し恥らうばかり
(きみはなにをみるの)
「君ハ何ヲ視ルノ」
(きつねのめんがなげく)
狐の面が嘆く
(うつくしいこころはしろいむねにひかっている)
美しい心は白い胸に光っている
(よるにさくおにびのむれしゅうげんをいわうからすなみだごえささやくこえ)
夜に咲く鬼火の群れ 祝言を祝う鴉 涙声 囁く声
(ああうしろのしょうめんだれ)
嗚呼、後ろの正面だれ
(ふるえるてはなさないであなたがいればそれでいい)
震える手離さないで 貴方が居れば其れで良い
(ゆれるかげがこうさするせつないこえひとつになる)
揺れる影が交差する 切ない声一つに成る
(あかいとりいをくぐりぬけいしだたみのそのさきで)
赤い鳥居をくぐり抜け 石畳のその先で
(うたうよるのこどもたちおにやおにてのなるほうへ)
歌う夜の子供達 鬼や鬼 手の鳴るほうへ
(やみにうかぶひがんばな)
闇に浮かぶ彼岸花
(くれないいろちぎりいろ)
紅い色 契 (ちぎり) 彩 (いろ)
(あざやかにかわをもやしかえりみちもわからない)
鮮やかに川を燃やし 帰り道もわからない