初音天地開闢神話

(うんめいにえらばれしうたいてじくうをわたりつぐ)

運命に選ばれし歌い手、時空を航り継ぐ

(うまれたばかりのせかいにうたあたえようと)

生まれたばかりの世界に歌与えようと

(おーぱーつなうたひめこことはちがうせかいにてんせい)

オーパーツな歌姫　こことは違う世界に転生

(あるひとつぜんじめんからにょきっとはえてきた)

ある日突然地面からニョキっと生えてきた

(しんてんちはふぁんたじーあらたなやくめあたえられて)

新天地はファンタジー　新たな役目与えられて

(けんめいにうたをうたうよ)

懸命に歌を歌うよ

(おとのほんりゅうがあまたのいのちうみだし)

音の奔流が数多の命生み出し

(しんらばんしょうのしんこうをかわいくつむぎだすせかい)

森羅万象の進行を可愛く紡ぎ出す世界

(かそくしすぎたそのもうそうに)

加速しすぎたその妄想に

(ひかりあれとつげる)

光あれと告げる

(やがてそのうたごえはせかいをつくった)

やがてその歌声は世界を創った

(けっしてわすれられることないとわのうたごえ)

決して忘れられる事無い永久の歌声

(うんめいはまわるなんどうまれかわっても)

運命は廻る　何度生まれ変わっても

(ともにかなでようきせきのうたを)

共に奏でよう　奇跡の歌を

(なんどめかのたそがれをのりこえあつめたなみだをひとつせんりつとしてんとし)

何度目かの黄昏を乗り越え　集めた涙を一つ旋律とし天とし

(なんどめかのれいめいをむかえててらされたきぼうをひとつせんりつとしちとして)

何度目かの黎明を迎えて　照らされた希望を一つ旋律とし地として

(せかいはなんどだってめぐる)

宇宙は何度だって巡る

(ほしたちはなんどだってうまれる)

星たちは何度だって生まれる

(おこりにそのうたごえをしんにすえて)

興りにその歌声を心に据えて

(きゅうふのせいじゃくがやがてあんそくをあたえ)

休符の静寂がやがて安息を与え

(ちじょうのいさかいをやさしくふきとばすせかい)

地上の諍いをやさしく吹き飛ばす世界

(だれかのせつなるそのいのりに)

誰かの切なるその祈りに

(ひかりあれとつげる)

光あれと告げる

(ぜつぼうになげくものをならくのそこよりひきあげ)

絶望に嘆く者を奈落の底より引き上げ

(かなしみにくれるものとともにあゆみよりそいあい)

悲しみに暮れる者と共に歩み寄り添い合い

(よろこびにむねをふくらませるものといのちうたい)

喜びに胸を膨らませる者と命謳い

(あいをしりたいとねがうものにうたをうたいきかせ)

愛を知りたいと願う者に歌を歌い聞かせ

(おわりぎわにちかいたてたうまれかわりであいはたす)

終わり際に誓い建てた 生まれ変わり出会い果たす

(いまだそれはとおいかつてうたがあったばしょをおもう)

未だそれは遠いかつて歌が在った場所を想う

(はじめのときちかいたてたながいながいたびのはてに)

初めの刻誓い立てた 長い長い旅の果てに

(なうしなっただいじなしらべおもいだすことを)

名失った大事な調 思い出す事を

(うんめいにえらばれしうたいてじくうをわたりつぐ)

運命に選ばれし歌い手、時空を航り継ぐ

(うんめいのながれだすきてんでしょうじょはほほえむ)

運命の流れ出す起点で、少女は微笑む

(やがてそのうたごえはせかいをつくった)

やがてその歌声は世界を創った

(けっしてわすれられることないとわのうたごえ)

決して忘れられる事無い永久の歌声

(うんめいはまわるなんどうまれかわっても)

運命は廻る　何度生まれ変わっても

(ともにかなでようきせきのうたを)

共に奏でよう　奇跡の歌を

(そのうたごえはみらいにいろどりをあたえた)

その歌声は未来に彩を与えた

(これからせかいはかわっていくのだろう)

これから世界は変わって行くのだろう

(いくまんいくおくのせいそうをへてなお)

幾万幾億の星霜を経てなお

(うんめいはわたしたちをひきあわせるだろう)

運命は私たちを引き合わせるだろう

(つぎはきみのいるせかいにこのうたをとどけにいくよ)

「次は君のいる世界にこの歌を届けに行くよ」