独房ステラシアタ

(このさみしさはきみをきずつけてしまった)

この "さみしさ" は きみをきずつけてしまった

(ばつなんだ)

ばつ なんだ

(すきとおるようなそらほしをながめて)

すきとおるような そら ほしをながめて

(とべないわたしはなくことしかできなくて)

とべない わたし は なくことしかできなくて

(ひとりになってさみしいときには)

ひとり に なって さみしいときには

(きみがたすけにきてくれるんだ)

「キミ ガ タスケニ キテ クレルンダ」

(そうあってほしいというねがいは)

そう あって ほしい という ねがいは

(ふかいふかいやみにすいこまれていった)

ふかい ふかい やみに すいこまれていった

(ちからなくつぶやいたことばが)

ちからなく つぶやいた ことば が

(とどくことなくへやにひびく)

とどくこと なく へや に ひびく

(せかいにじぶんだけとりのこされたみたい)

せかい に ジブン だけ とりのこされたみたい

(どんなことばよりもどんなおくりものよりも)

「どんなことばよりも どんなおくりものよりも

(きみのぬくもりがいまはひつようなのです)

きみの ぬくもりが いまは ひつようなのです」

(ちいさくいのるこえこらえきれずにぽつりと)

ちいさく いのる こえ こらえきれずに ぽつり と

(わがままだとしってゆるしてほしいのです)

「わがままだと しって ゆるして ほしいのです」

(このさみしさはきみをきずつけてしまった)

この "さみしさ" は きみをきずつけてしまった

(ばつなんだ)

ばつ なんだ

(ながれぼしがきらり)

ながれぼし が きらり

(このほおをつたい)

この ほお を つたい

(どんなことばよりもどんなおくりものよりも)

「どんなことばよりも どんなおくりものよりも

(きみのぬくもりがいまはひつようなのです)

きみの ぬくもりが いまはひつようなのです」

(ちいさくいのるこえこらえきれずにぽつりと)

ちいさく いのる こえ こらえきれずに ぽつりと

(わがままだとしってゆるしてほしいのです)

「わがままだと しって ゆるして ほしいのです」

(このさみしさはきみをきずつけてしまった)

この "さみしさ" は きみをきずつけてしまった

(ばつなんだ)

ばつ なんだ

(さよならたいせつなひと)

さよなら たいせつな ひと

(ごめんねたいせつなひと)

ごめんね たいせつな ひと