ハレルヤ

(きぼうとざせつこうごにあしぶみしてここにきたよ)

希望と挫折　交互に足踏みしてここに来たよ

(けどべつにこれといってなにかをなしとげたわけじゃない)

けど別にこれといって何かを成し遂げたわけじゃない

(よぞらがぼくらのゆううつのためいきにうちぬかれて)

夜空が僕らの憂鬱の溜息に撃ちぬかれて

(ぽっかりひらいたあなみたいなまんげつがちょっとかなしい)

ぽっかり開いた穴みたいな満月が　ちょっと悲しい

(ときどきこのままきえてしまいたいっておもうのは)

時々このまま消えてしまいたいって思うのは

(ぼくらはなぜだかはかないものにあこがれるから)

僕らは何故だか儚いものに憧れるから

(ちゅうおうせんをだそうするせんちめんたるをたたえよ)

中央線を惰走するセンチメンタルを称えよ

(しゅよぼくらのみらいはひとしくこごえるれーるのうえ)

主よ　僕らの未来は等しく　凍えるレールの上

(これからどこへむかおうぼくらもどうせちっぽけなうちゅうのちり)

これからどこへ向かおう　僕らも　どうせちっぽけな宇宙の塵

(はれるやきみのあすがすばらしいひであるように)

ハレルヤ　君の明日が　素晴らしい日であるように

(ねがいをかけなくちゃながれぼし)

願いをかけなくちゃ　流れ星

(はしりだすせつなはなつひばながいまなんだ)

走り出す刹那　放つ火花が「今」なんだ

(ほしいのはいまだけ)

欲しいのは　今だけ

(ぼくのすきなばんどのｃｄがたいくつだとうたう)

僕の好きなバンドのCDが「退屈だ」と歌う

(きみはまじめなかおでじょしゅせきのまどをみつめてる)

君は真面目な顔で助手席の窓を見つめてる

(あきのそらがてっきょうをはしるでんしゃにきりさかれ)

秋の空が鉄橋を走る電車に切り裂かれ

(そこからふきだしたけつえきみたいなゆうひがなんだかこわい)

そこから吹き出した血液みたいな夕日がなんだか怖い

(ひとりじゃないんだよとうたってかのじょのむねがはりさけてしまえばいい)

一人じゃないんだよと歌って　彼女の胸が張り裂けてしまえばいい

(はれるやきみのあすがすばらしいひであるように)

ハレルヤ　君の明日が　素晴らしい日であるように

(ねがいをかけなくちゃながれぼし)

願いをかけなくちゃ　流れ星

(かけぬけるせつなはなつひばながいまなんだ)

駆け抜ける刹那　放つ火花が「今」なんだ

(ほしいのはいまだけ)

欲しいのは　今だけ

(まるでいきてるなんてかんじねぇまるでだれかのゆめをみてるみてぇ)

まるで生きてるなんて感じねぇ　まるで誰かの夢を見てるみてぇ

(ましてよろこびなんてしんじねぇこんなぼくでもいまをいきてみてぇ)

まして喜びなんて信じねぇ　こんな僕でも今を生きてみてぇ

(いきてみてぇ)

生きてみてぇ

(はれるやぼくのあすがたいくつにおぼれるなら)

ハレルヤ　僕の明日が　退屈に溺れるなら

(いっそもえつきたいよながれぼし)

いっそ燃えつきたいよ　流れ星

(くだけちるせつなはなつひばながいまなんだ)

砕け散る刹那　放つ火花が「今」なんだ

(ほしいのはいまだけ)

欲しいのは　今だけ