それでも好きだよ。

(いっしょになれなかったひとほど)

一緒になれなかった人ほど

(おもいだしてしまうよ)

思い出してしまうよ

(もうかえる)

もう帰る？

(そのことばがほしかっただけだった)

その言葉が欲しかっただけだった

(しわになったわんぴーす)

シワになったワンピース

(いやになってとびだした)

嫌になって 飛び出した

(いいわけきかないまま)

言い訳聞かないまま

(ぬれたかみではしるかぜは)

濡れた髪で走る風は

(こんなにつめたかったっけ)

こんなに冷たかったっけ

(きづいたらないていた)

気づいたら泣いていた

(やけになってれんらくした)

やけになって連絡した

(しゅうでんまえのかれに)

終電元彼に

(さいていだよねわかってるよ)

最低だよね 分かってるよ

(あいたいなんてずるいよね)

会いたいなんてずるいよね

(こんなよるはだれでもいいから)

こんな夜は誰でもいいから

(だきしめてほしいとおもった)

抱きしめてほしいと思った

(どうして)

どうして？

(あいしてほしいだけなのに)

愛して欲しいだけなのに

(こころのなかでさけんでも)

心の中で叫んでも

(つくしたひびのかずだけ)

尽くした日々の数だけ

(いためたむねのきずだけ)

痛めた胸の傷だけ

(おもいだしてしまうの)

思い出してしまうの

(ゆるして)

許して

(ほかのだれかをかさねても)

他の誰かを重ねても

(どこかちがうからたりなくて)

どこか違うから足りなくて

(しずかにめをとじては)

静かに目を閉じては

(つくったこいのむこうで)

作った恋の向こうで

(あのひとさがすよ)

あの人探すよ

(いっしょになれなかったあなたを)

一緒になれなかったあなたを

(おもいだしてしまうよ)

思い出してしまうよ

(あいたいけいたいのぞいても)

会いたい 携帯 覗いても

(きえたいじぶんがうつるだけ)

消えたい自分が映るだけ

(ほんとうにすきなんだ)

本当に好きなんだ

(けせないしゃしんとぎれたらいん)

消せない写真 途切れたライン

(どこでまちがったのだろう)

どこで間違ったのだろう

(さいていだよねきすをしてても)

最低だよね キスをしてても

(あのひとのかおりさがしてさ)

あの人の香り探してさ

(ためいきすらかんじてしまう)

ため息すら感じてしまう

(あのころにもどりたいとおもった)

あの頃に戻りたいと思った

(きづいて)

気づいて

(きっとだいじょうぶしんじても)

きっと大丈夫 信じても

(こころのどこかうたがって)

心のどこか疑って

(いちずになればなるほど)

一途になればなるほど

(むくわれないかずほど)

報われない数ほど

(もとめてしまうの)

求めてしまうの

(ゆるして)

許して

(ほかのだれかでみたせたら)

他の誰かで満たせたら

(どれだけらくになれるだろう)

どれだけラクになれるだろう

(あふれたしずくふくんで)

溢れた雫 含んで

(つくったこえのむこうで)

作った声の向こうで

(あのひとさがすよ)

あの人探すよ

(あさやけがくるまで)

朝焼けが来るまで

(つかれてねむるまで)

疲れて眠るまで

(ああいまはわすれてしまいたい)

ああ 今は忘れてしまいたい

(いっしょになれなかったひとほど)

一緒になれなかった人ほど