ReAct

(いまぬくもりがきえたそのあとでぼくらのねがいもうそになるならば)

今温もりが消えたその後で ぼくらの願いも嘘になるならば

(いかないできみのこえがこだましてすべてをわすれていく)

「行かないで」君の声が木霊して全てを忘れていく

(しかくいはこにとりのこされたゆりかごはひどくむきしつで)

四角い箱に取り残された揺りかごは酷く無機質で

(おもたくなってこぼれたはずのいとしさがそれでものこった)

重たくなって零れたはずの愛しさがそれでも残った

(ぼくのことばがぼくのこころがあたたかくきみをてらしていつかとどくのなら)

僕の言葉が僕の心が暖かく君を照らして いつか届くのなら

(いまふりむいてしせんがからんだそんなしゅんかんもつみとなるならば)

今振り向いて視線が絡んだ そんな瞬間も罪となるならば

(きかないでなにもはなしたくないよすべてをわすれてもこのまま)

「聞かないで」何も話したくないよ 全てを忘れてもこのまま

(くりかえすいろのないせかいでまたあきもせずきずをふやしてく)

繰り返す色のない世界でまた飽きもせず傷を増やしてく

(さよならがいつかくるとしっていていきばもなくさまよう)

サヨナラがいつかくると知っていて行き場もなく彷徨う

(ながいじかんをついやしているすなのおしろとはしりながら)

長い時間を費やしている砂のお城とは知りながら

(それでもきょうもつみあげていくいつかこわすひがくるまでは)

それでも今日も積み上げていく いつか壊す日がくるまでは

(たとえばこんやむかしみていたおなじひかりのつきさえもいつかかわるのなら)

例えば今夜昔見ていた同じ光の月さえも いつか変わるのなら

(あとすこしだけとなりにいさせてよるのとばりがおちてくそれまでは)

あと少しだけ隣にいさせて 夜の帳が落ちてくそれまでは

(なかないでひとことがむねをたたきとどまることもなくたがいの)

「泣かないで」一言が胸を叩き 留まることもなく互いの

(きもちならだれよりもつよくわかりあえてるとしんじていたこと)

気持ちなら誰よりも強く分かり合えてると信じていたこと

(げんそうがつくりだしたみらいずにぼくらのゆめがにじむ)

幻想が作り出した未来図に僕らの夢が滲む

(どうすればほほえんだのこんなんじゃわらえないよ)

どうすれば微笑んだの？ こんなんじゃ笑えないよ？

(このこえがとどくようにもういちどもういちど)

この声が届く様に もう一度 もう一度

(ぼくのことばがぼくのこころがあたたかくきみをてらしていつかかがやくなら)

僕の言葉が僕の心が暖かく君を照らして いつか輝くなら

(いまぬくもりがきえたそのあとでぼくらのねがいもうそになるならば)

今温もりが消えたその後で ぼくらの願いも嘘になるならば

(いかないできみのこえがこだましてすべてをわすれてもこのまま)

「行かないで」君の声が木霊して全てを忘れてもこのまま

(くりかえすいろのないせかいでまたきみのこといとしくおもうよ)

繰り返す色のない世界でまた君のこと愛しく思うよ

(さよならがいつかくるとしっていていきばもなくさまよう)

サヨナラがいつかくると知っていて行き場もなく彷徨う