毎日パソコン
モハメドアリは少しも関係ありません。
わざと興味をひかなさそうな名前にしました。
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
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1 | ちの | 5566 | 一級 | 5.8 | 94.9% | 300.0 | 1764 | 94 | 27 | 2024/12/16 |
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問題文
(どうしてそらはあおいの?)
どうして空は青いの?
(「あきのそらはたかい」ということばがあります。あきのくうきには、くうきをにごらせる)
「秋の空は高い」という言葉があります。秋の空気には、空気をにごらせる
(すいじょうきやちりがすくないので、すっきりしたあおいそらがどこまでもたかくつづいている)
水蒸気やちりが少ないので、すっきりした青い空がどこまでも高く続いている
(ようにみえるのです。でも、ちょっとまって。どうしてそらってあおいんだろう。)
ように見えるのです。でも、ちょっと待って。どうして空って青いんだろう。
(みどりやきいろじゃだめなのかな。じつは、そらがあおいのには、ちゃんとりゆうがあるので)
緑や黄色じゃだめなのかな。実は、空が青いのには、ちゃんと理由があるので
(す。)
す。
(みなさんはにじをみたことがありますか。あめあがりのそらに、なないろのはしのような)
みなさんは虹を見たことがありますか。雨上がりの空に、七色の橋のような
(にじがかかります。「せきとうおうりょくせいらんし」といういいかたでしたしまれているこのななつ)
虹がかかります。「赤橙黄緑青藍紫」という言い方で親しまれているこの七つ
(のいろは、もともとたいようのひかりにふくまれていたもので、それがわかれてみえていま)
の色は、もともと太陽の光に含まれていたもので、それが分かれて見えていま
(す。)
す。
(このように、たいようのひかりは、さまざまないろをふくんでいます。そらがあおくみえるの)
このように、太陽の光は、さまざまな色を含んでいます。空が青く見えるの
(は、このうちの「あお」だけがそらぜんたいにひろがっているからです。)
は、このうちの「青」だけが空全体に広がっているからです。
(ちきゅうのくうきは、ちっそやさんそなどの、ちいさなつぶのあつまりです。これらのつぶは、)
地球の空気は、窒素や酸素などの、小さな粒の集まりです。これらの粒は、
(たいようからきたひかりをいったんとらえて、ふたたびまわりにほうしゅつします。これが「さんら)
太陽から来た光をいったんとらえて、ふたたび周りに放出します。これが「散
(ん」というげんしょうです。)
乱」という現象です。
(このさんらんは、あおっぽいひかりにたいしてつよくはたらきます。そのため、あかっぽいひかり)
この散乱は、青っぽい光に対して強くはたらきます。そのため、赤っぽい光
(はくうきをそのままつうかしてとおくまでとどきやすく、あおっぽいひかりは、じょうくうでしほうはっぽ)
は空気をそのまま通過して遠くまで届きやすく、青っぽい光は、上空で四方八
(うにすすんでそらぜんたいをあおでみたします。)
方に進んで空全体を青で満たします。
(たいようからのひかりはちきゅうにまっすぐとどきます。もしちきゅうにくうきがなくて「さんらん」)
太陽からの光は地球にまっすぐ届きます。もし地球に空気がなくて「散乱」
(もおこらなければ、ひかりがそらにひろがってぜんたいがあかるくなることもなく、まっくらな)
も起こらなければ、光が空に広がって全体が明るくなることもなく、まっ暗な
(そらにたいようだけがぎらぎらとかがやいてみえるはずです。)
空に太陽だけがギラギラと輝いて見えるはずです。
(ちきゅうのひょうめんはあつさ100きろめーとるくらいのくうきでおおわれています。ひるま)
地球の表面は厚さ100キロメートルくらいの空気で覆われています。昼間
(のたいようはうえのほうからてっていますが、ゆうひはななめからさしこみます。つまり、)
の太陽は上の方から照っていますが、夕日は斜めから差し込みます。つまり、
(ゆうひのひかりのほうがひるまのひかりよりくうきのなかをながくはしってきます。)
夕日の光のほうが昼間の光より空気の中を長く走ってきます。
(そのけっか、くうきでさんらんされやすいあおいひかりは、ながいきょりをはしってくるあいだに)
その結果、空気で散乱されやすい青い光は、長い距離を走ってくるあいだに
(あちこちにちらばってよわまってしまいます。そして、よわまりにくいあかいひかりが、)
あちこちに散らばって弱まってしまいます。そして、弱まりにくい赤い光が、
(ゆうひをながめるわたしたちのところにとどきます。)
夕日をながめる私たちのところに届きます。
(うみがあおいのは、そらとはべつのりゆうです。みずにはひかりをきゅうしゅうするせいしつがあります。)
海が青いのは、空とは別の理由です。水には光を吸収する性質があります。
(あおっぽいひかりよりあかっぽいひかりのほうがよくきゅうしゅうされます。そのため、たいようのひかりがうみ)
青っぽい光より赤っぽい光の方がよく吸収されます。そのため、太陽の光が海
(にさしこむと、あかやきいろはかいめんかのあさいぶぶんできゅうしゅうされてしまい、あおいひかりがのこ)
に差し込むと、赤や黄色は海面下の浅い部分で吸収されてしまい、青い光が残
(ります。そのけっか、かいちゅうはあおいひかりでてらされることになります。)
ります。その結果、海中は青い光で照らされることになります。
(かいちゅうをさつえいしたえいぞうがぜんたいてきにあおみがかってみえるのは、そのためです。ま)
海中を撮影した映像が全体的に青みがかって見えるのは、そのためです。ま
(た、かいちゅうのちいさなごみやかいていにはんしゃしてもどってきたこのあおいひかりが、うみをみてい)
た、海中の小さなごみや海底に反射して戻ってきたこの青い光が、海を見てい
(るわたしたちのめにはいります。だからうみはあおいのです。)
る私たちの目に入ります。だから海は青いのです。
(そらのような「さんらん」のけっかではありません。)
空のような「散乱」の結果ではありません。
(みらいがわかるなんきょくたいりく)
未来がわかる 南極大陸
(にほんからはるか1まん4000きろ、ちきゅうのみなみのはてにいちするなんきょくたいりく。こ)
日本からはるか1万4000キロ、地球の南の果てに位置する南極大陸。こ
(こにはこおりにおおわれたしろいせかいがひろがります。なんとちきゅうじょうの9わりのこおりがあるの)
こには氷に覆われた白い世界が広がります。なんと地球上の9割の氷があるの
(です。そしてこのこおりやたいりく(がんばん)、ふってきたいんせきのなかは、ちきゅうがうまれた)
です。そしてこの氷や大陸(岩盤)、降ってきた隕石の中は、地球が生まれた
(46おくねんまえからのりれきやげんざいのかんきょう、ちきゅうやじんるいのみらいをさぐることができるざい)
46億年前からの履歴や現在の環境、地球や人類の未来を探ることができる材
(りょうであふれています。)
料であふれています。
(なんきょくはせかいで5ばんめにひろいたいりく(がんばん)で、そのうえをいちまいのきょだいなこおりのかた)
南極は世界で5番目に広い大陸(岩盤)で、その上を一枚の巨大な氷のかた
(まりがおおっています。このおおきなこおりを「ひょうしょう」といいます。なんきょくはちきゅうじょうでも)
まりが覆っています。この大きな氷を「氷床」といいます。南極は地球上でも
(っともさむく、なつでもゆきはとけないので、こうちにふったゆきがながいねんげつをかけてつ)
っとも寒く、夏でも雪は解けないので、高地に降った雪が長い年月をかけて積
(みかさなってこおりになります。やがてゆっくりとていちにむかってながれていき、たいりく)
み重なって氷になります。やがてゆっくりと低地に向かって流れていき、大陸
(ぜんたいにひろがったのです。こうしていまもひょうしょうはりゅうどうしています。)
全体に広がったのです。こうして今も氷床は流動しています。
(すうじゅうまんねんにわたってたいせきしたあついひょうしょうは、ちきゅうのかこをかちこちにこおらせて)
数十万年にわたって堆積した厚い氷床は、地球の過去をカチコチに凍らせて
(とじこめたたいむかぷせるともいえます。こおりにはかこのゆきやたいき、そのじだいの)
閉じ込めたタイムカプセルともいえます。氷には過去の雪や大気、その時代の
(ままへんしつしていないさまざまなぶっしつがれいとうほぞんされており、とりだしてしらべれ)
まま変質していないさまざまな物質が冷凍保存されており、取り出して調べれ
(ば、かこのちきゅうのすがたをときあかすことができます。)
ば、過去の地球の姿を解き明かすことができます。
(なんきょくには、とくにこおりがあつくたいせきしてひょうめんがもりあがった「どーむ」とよばれる)
南極には、特に氷が厚く堆積して表面が盛り上がった「ドーム」と呼ばれる
(ばしょがいくつかあります。そのうちのひとつが「どーむふじ」です。)
場所がいくつかあります。そのうちの一つが「ドームふじ」です。
(にほんが1995ねんにかんそくきょてんをかいせつしたどーむふじきちは、ひょうこう3810め)
日本が1995年に観測拠点を開設したドームふじ基地は、標高3810メ
(ーとるにいちし、ひょうしょうのあつさは3000めーとるをこえます。)
ートルに位置し、氷床の厚さは3000メートルを超えます。
(2007ねんにふかさやく3035めーとるまでのひょうしょうのくっさくにせいこう。いまからやく7)
2007年に深さ約3035メートルまでの氷床の掘削に成功。今から約7
(2まんねんまえのこおり(こあ)をてにいれました。こおりのせいぶんをしらべることで、そのじだい)
2万年前の氷(コア)を手に入れました。氷の成分を調べることで、その時代
(のきおんやにさんかたんそののうどといったたいきのようすまでくわしくわかるのです。)
の気温や二酸化炭素の濃度といった大気の様子まで詳しくわかるのです。
(ひょうしょうこあをねんだいごとにしらべたけっかによると、かこ50まんねんのあいだにちきゅうのきおん)
氷床コアを年代ごとに調べた結果によると、過去50万年の間に地球の気温
(はくりかえしじょうげしています。やく40まんねんまえいこうは、およそ10まんねんごとにおんだん)
は繰り返し上下しています。約40万年前以降は、およそ10万年ごとに温暖
(なかんぴょうきがとうらい。こおりにふくまれるたいきをぶんせきすると、かんぴょうきににさんかたんそのうどが)
な間氷期が到来。氷に含まれる大気を分析すると、間氷期に二酸化炭素濃度が
(たかくなることや、げんざいのにさんかたんそのうどがかこすうじゅうまんねんでもっともたかいことがわか)
高くなることや、現在の二酸化炭素濃度が過去数十万年で最も高いことがわか
(りました。こうしたけんきゅうをとおして、みらいのちきゅうかんきょうをよそくできるのです。)
りました。こうした研究を通して、未来の地球環境を予測できるのです。
(なんきょくはちきゅうぎのちょうどそこにあたるぶぶんにあり、みなみはんきゅうにいちします。きたはん)
南極は地球儀のちょうど底にあたる部分にあり、南半球に位置します。北半
(きゅうにあるにほんとはきせつがはんたいになるため、なんきょくのなつは12がつから1がつです。わ)
球にある日本とは季節が反対になるため、南極の夏は12月から1月です。わ
(ずか1かげつほどですが、いちにちじゅうたいようがでているびゃくや(しょうわきちでは11がつげじゅん)
ずか1カ月ほどですが、一日中太陽が出ている白夜(昭和基地では11月下旬
(から1がつちゅうじゅん)もあります。このみじかいなつにいきものたちはかっぱつにうごきます。)
から1月中旬)もあります。この短い夏に生き物たちは活発に動きます。
(きおんがあがりゆきがとけ、そのみずのながれがおがわをつくります。こうしたすいぶんをと)
気温が上がり雪が解け、その水の流れが小川を作ります。こうした水分を取
(りこんでこけやちいるい(きんるいとそうるいのきょうせいたい)などがせいちょうします。また、ゆきど)
り込んでコケや地衣類(菌類と藻類の共生体)などが成長します。また、雪解
(けみずがくぼちにたまってできたいけのそこには、とうのようなかたちの「こけぼうず」が)
け水がくぼ地にたまってできた池の底には、塔のような形の「コケボウズ」が
(たくさんはんもしています。)
たくさん繁茂しています。
(なんきょくではいんせきがたくさんみつかっています。いんせきがおなじところにおおくふって)
南極では隕石がたくさん見つかっています。隕石が同じところに多く降って
(くるわけではなく、あつまりやすいばしょがあるのです。そこはさんみゃくのふもと。なん)
くるわけではなく、集まりやすい場所があるのです。そこは山脈のふもと。南
(きょくのひょうしょうはりゅうどうしているため、さんみゃくにぶつかるとそこでせきとめられます。)
極の氷床は流動しているため、山脈にぶつかるとそこでせき止められます。
(こおりはやがてつよいひざしとかぜによってじょうはつし、ひょうしょうとともにやってきたいんせきだ)
氷はやがて強い日差しと風によって蒸発し、氷床とともにやって来た隕石だ
(けがとりのこされます。ほぼこおりとゆきだけのなんきょくで、おちているいしといえばいんせきく)
けが取り残されます。ほぼ氷と雪だけの南極で、落ちている石といえば隕石く
(らい。このめかにずむをにほんのかんそくたいがはっけんしてから、いんせきさがしのこうりつがぐん)
らい。このメカニズムを日本の観測隊が発見してから、隕石探しの効率がぐん
(とあがりました。)
と上がりました。
(なんきょくでせいそくできるいきものはかぎられています。いきものがすくないということは、)
南極で生息できる生き物は限られています。生き物が少ないということは、
(そのぶん、てんてきがすくないということ。たとえばなんきょくに4しゅせいそくするぺんぎんにとって)
その分、天敵が少ないということ。例えば南極に4種生息するペンギンにとっ
(はりそうのちだといいます。)
ては理想の地だといいます。
(うみにはたくさんのしょくぶつぷらんくとんがはんしょくし、それをえさとするどうぶつぷらん)
海にはたくさんの植物プランクトンが繁殖し、それをエサとする動物プラン
(くとんのなんきょくおきあみなどがかずおおくせいそくします。これをたべるぺんぎん)
クトンのナンキョクオキアミなどが数多く生息します。これを食べるペンギン
(やあざらしのなかま、きょだいなくじらもほうふなえさをもとめてあつまってくるのです。)
やアザラシの仲間、巨大なクジラも豊富なエサを求めて集まってくるのです。