毎日パソコン入力コンクール秋季大会中学生和文A
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
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1 | まい | 3503 | D+ | 3.7 | 93.1% | 300.0 | 1134 | 83 | 18 | 2024/10/26 |
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問題文
(どくしょのじかん)
読書の時間
(「ほん」をいろいろよみたいけれど、どんなほんをよめばいいのかわからない、)
「本」をいろいろ読みたいけれど、どんな本を読めばいいのかわからない、
(というひともおおいのではないでしょうか。そんなときは、ほんのことをよくしって)
という人も多いのではないでしょうか。そんなときは、本のことをよく知って
(いる「せんもんか」のちからをかりるのもて。こくさいこどもとしょかんですきなほんのみつけかた)
いる「専門家」の力を借りるのも手。国際子ども図書館で好きな本の見つけ方
(をおそわりました。)
を教わりました。
(とうきょう・うえのこうえんないにたつこくさいこどもとしょかんは、にほんでゆいいつのじどうしょをせんもんに)
東京・上野公園内に建つ国際子ども図書館は、日本で唯一の児童書を専門に
(あつかうこくりつのとしょかんです。こくないがいのとしょやざっしやく70まんてんをしょぞうしています。こ)
扱う国立の図書館です。国内外の図書や雑誌約70万点を所蔵しています。子
(どもからおとなまでだれでもにゅうかんできます。)
どもから大人まで誰でも入館できます。
(がっこうやこうきょうのとしょかんのようにほんをかしだしてはいませんが、ほんのこぴーや、)
学校や公共の図書館のように本を貸し出してはいませんが、本のコピーや、
(ひつようなほんをとしょかんいんがいっしょにさがしてくれる「れふぁれんすさーびす」をうける)
必要な本を図書館員が一緒に探してくれる「レファレンスサービス」を受ける
(ことがかのうです。)
ことが可能です。
(ほんがならべられているのは、おもに「こどものへや」「せかいをしるへや」「じどう)
本が並べられているのは、主に「子どものへや」「世界を知るへや」「児童
(しょぎゃらりー」「しらべもののへや」です。)
書ギャラリー」「調べものの部屋」です。
(れんがとう1かいの「こどものへや」は、しょうがくせいいかのこどもをたいしょうとした、にっぽ)
レンガ棟1階の「子どものへや」は、小学生以下の子どもを対象とした、日
(んでながねんしたしまれてきたえほんやよみもの、りかいをふかめるちしきのほんなどをやく1まんさつ)
本で長年親しまれてきた絵本や読み物、理解を深める知識の本などを約1万冊
(あつめています。ぶんがくとちしきのほんはこうきょうのとしょかんとおなじぶんるいほうでえんけいしょかにならん)
集めています。文学と知識の本は公共の図書館と同じ分類法で円形書架に並ん
(でいます。)
でいます。
(「こどものへや」のとなりは、「せかいをしるへや」。ここには、せかいのくにやちいき)
「子どものへや」の隣は、「世界を知るへや」。ここには、世界の国や地域
(のちり、れきし、ぶんかなどをしょうかいするほんや、がいこくごのこどものほんがやく2000さつ)
の地理、歴史、文化などを紹介する本や、外国語の子どもの本が約2000冊
(おかれています。)
置かれています。
(「しらべもののへや」は、ばらえてぃーにとんだぶんやの1まんさつから、じぶんのかん)
「調べものの部屋」は、バラエティーに富んだ分野の1万冊から、自分の関
(しんにあったしりょうをみつけて「しらべるたのしさ」をたいかんできるばしょです。)
心に合った資料を見つけて「調べる楽しさ」を体感できる場所です。
(たとえば、ちゅうこうせいがなつやすみのけんきゅうやりぽーとでとりあげることがおおいてーまの)
例えば、中高生が夏休みの研究やリポートで取り上げることが多いテーマの
(ほん、うえのやしゅうへんしせつにかんするほん、ぶかつどう(すぽーつやおんがくなど)のほん、しょくぎょうの)
本、上野や周辺施設に関する本、部活動(スポーツや音楽など)の本、職業の
(しょうかいやはたらくことにかんするほん、ちゅうがくのこくごのきょうかしょにのっているぶんがくさくひんなどが)
紹介や働くことに関する本、中学の国語の教科書に載っている文学作品などが
(そろっています。)
そろっています。
(うまくほんがさがせないときは、としょかんいんにきがるにこえをかけてみましょう。いっしょ)
うまく本が探せないときは、図書館員に気軽に声をかけてみましょう。一緒
(にもくてきのほんやしりょうをさがしてくれます。)
に目的の本や資料を探してくれます。
(「しらべもののへや」の「うぇるかむてんじ」は、ほんのせかいのはばひろさやちしきのひろ)
「調べものの部屋」の「ウェルカム展示」は、本の世界の幅広さや知識の広
(がりをかんじてもらえるように、おおくのじゃんるからほんがえらばれています。まず)
がりを感じてもらえるように、多くのジャンルから本が選ばれています。まず
(はきょうみのあるほんからてにとってひらいてみましょう。そのなかで、「もっとよみた)
は興味のある本から手に取って開いてみましょう。その中で、「もっと読みた
(い」「もっとしりたい」とおもったものをじっくりよむのが、すきなほんをみつけ)
い」「もっと知りたい」と思ったものをじっくり読むのが、好きな本を見つけ
(るちかみちです。)
る近道です。
(こうきょうのとしょかんのうぇぶさいとでも、「てぃーんむけ」や「やんぐあだるとむ)
公共の図書館のウェブサイトでも、「ティーン向け」や「ヤングアダルト向
(け」といったちゅうこうせいをたいしょうにしたぺーじにしんかんぽんやぶっくりすとをしょうかいしてい)
け」といった中高生を対象にしたページに新刊本やブックリストを紹介してい
(たり、「ちゅうこうせいからよせられたおすすめほん」をのせたりしています。)
たり、「中高生から寄せられたオススメ本」を載せたりしています。
(きったりんごをしおみずにつけるとどうしてへんしょくしないの?)
切ったリンゴを塩水につけるとどうして変色しないの?
(ことしもあついなつがおわり、すずしいあきがこて、もうすぐふゆです。こうしたきせつ)
今年も暑い夏が終わり、すずしい秋が来て、もうすぐ冬です。こうした季節
(のうつりかわりをじっかんできるのがくだものですね。ふゆのじょおうは、なんといってもりん)
の移り変わりを実感できるのが果物ですね。冬の女王は、なんといってもリン
(ごでしょう。たべるときちょっとこまるのが、りんごはきるとすぐちゃいろくなって)
ゴでしょう。食べるときちょっと困るのが、リンゴは切るとすぐ茶色くなって
(しまうこと。でも、きったりんごをいちどしおみずにつければだいじょうぶ。このしおみずぱ)
しまうこと。でも、切ったリンゴをいちど塩水につければ大丈夫。この塩水パ
(わーって、いったいなんなんだろう。)
ワーって、いったい何なんだろう。
(りんごのきりくちがへんしょくするのは、りんごにたっぷりふくまれている「ぽりふ)
リンゴの切り口が変色するのは、リンゴにたっぷりふくまれている「ポリフ
(ぇのーる」というせいぶんが、くうきちゅうのさんそにふれてべつのぶっしつにへんかしてしまうか)
ェノール」という成分が、空気中の酸素にふれて別の物質に変化してしまうか
(らです。そのぶっしつが、ちゃいろくなるもとになります。)
らです。その物質が、茶色くなるもとになります。
(ぽりふぇのーるがさんそによってべつのぶっしつにかわるには、「こうそ」というもう)
ポリフェノールが酸素によって別の物質に変わるには、「酵素」というもう
(ひとつのぶっしつのたすけがひつようです。りんごのなかでぽりふぇのーるとこうそはわかれて)
一つの物質の助けが必要です。リンゴの中でポリフェノールと酵素は分かれて
(いますが、かわをむいたりきったりすると、そのきりくちでみがくずれてまざり、)
いますが、皮をむいたり切ったりすると、その切り口で実がくずれて混ざり、
(こうそのたすけでぽりふぇのーるはさんそとむすびつきます。)
酵素の助けでポリフェノールは酸素と結びつきます。
(みずにとかしたしょくえんには、このこうそのちからをよわめるはたらきがあります。そのため、)
水に溶かした食塩には、この酵素の力を弱める働きがあります。そのため、
(いちどしおみずにつけてりんごのひょうめんにあるこうそのちからをうばってしまえば、あとは)
いちど塩水につけてリンゴの表面にある酵素の力をうばってしまえば、あとは
(しおみずからひきあげてもいろはあまりかわりません。)
塩水から引きあげても色はあまり変わりません。
(おちゃのはにふくまれているぽりふぇのーるも、りんごとおなじように、こうその)
お茶の葉にふくまれているポリフェノールも、リンゴと同じように、酵素の
(ばたらきでへんかしてちゃいろになります。こうちゃやうーろんちゃがちゃいろいのは、そのためで)
働きで変化して茶色になります。紅茶やウーロン茶が茶色いのは、そのためで
(す。にほんのりょくちゃは、さいしょにはをむしてこうそのはたらきをとめてしまうので、ちゃいろく)
す。日本の緑茶は、最初に葉をむして酵素の働きを止めてしまうので、茶色く
(ならずみどりのままです。)
ならず緑のままです。
(へんしょくをふせぐには、ほかのほうほうもあります。たとえばりんごをれもんすいにひたす)
変色を防ぐには、ほかの方法もあります。例えばリンゴをレモン水にひたす
(ほうほう。れもんのびたみんcは、りんごのぽりふぇのーるとさんそのむすびつきをお)
方法。レモンのビタミンCは、リンゴのポリフェノールと酸素の結びつきをお
(さえます。もっとも、ひたすじかんやれもんすいのこさなどによって、うまくいく)
さえます。もっとも、ひたす時間やレモン水の濃さなどによって、うまくいく
(ばあいといかないばあいがあるようです。)
場合といかない場合があるようです。
(ふたつのぶっしつがくっついたり、はなれたりするはんのうをすすめるぶっしつを「しょくばい」と)
二つの物質がくっついたり、はなれたりする反応を進める物質を「触媒」と
(いいます。しょくばいはじぶんではへんかせず、はんのうをたすけるだけです。いきもののからだでお)
いいます。触媒は自分では変化せず、反応を助けるだけです。生き物の体でお
(こるはんのうにかんけいしているしょくばいを「こうそ」とよびます。)
こる反応に関係している触媒を「酵素」と呼びます。
(いきものは、たくさんのしゅるいのこうそをもっています。たとえば、わたしたちがたべた)
生き物は、たくさんの種類の酵素をもっています。例えば、私たちが食べた
(「でんぷん」は、だえきなどにふくまれるあみらーぜというこうそでとうにぶんかいされ)
「でんぷん」は、だ液などにふくまれるアミラーゼという酵素で糖に分解され
(て、えいようになります。どのはんのうにどのこうそがはたらくかは、きちんときまっている)
て、栄養になります。どの反応にどの酵素が働くかは、きちんと決まっている
(のです。)
のです。
(たいようのまわりをまわるやっつのわくせいのうち、たいきにたくさんのさんそがあるのはち)
太陽のまわりを回る八つの惑星のうち、大気にたくさんの酸素があるのは地
(たまだけです。)
球だけです。
(もともとさんそがなかったちきゅうに、いまから27おくねんくらいまえ、たいようのひかりで「ひかり)
もともと酸素がなかった地球に、今から27億年くらい前、太陽の光で「光
(ごうせい」をしてさんそをほうしゅつするしあのばくてりあというちいさなせいぶつが、うみのあさい)
合成」をして酸素を放出するシアノバクテリアという小さな生物が、海の浅い
(ところにしゅつげんしました。)
ところに出現しました。
(さんそは、ほかのぶっしつをさんかさせてだめにしてしまうので、とうじのいきものにとっ)
酸素は、他の物質を酸化させてだめにしてしまうので、当時の生き物にとっ
(てはもうどくだったはずです。やがて、そのさんそをじょうずにつかえるいきものがあらわれ)
ては猛毒だったはずです。やがて、その酸素をじょうずに使える生き物が現れ
(て、しんかしていきました。)
て、進化していきました。