マテリアル／椿屋四重奏

(ひとのなみがまじわるきょだいなこうさてんで)

人の波が交わる　巨大な交差点で

(めまいのようなむりょくさをただかんじた)

めまいのような無力さを　ただ感じた

(きみもおなじきもちかいからだがちゅうにういて)

君も同じ気持ちかい　体が宙に浮いて

(ふみしめられないげんじつにおびえて)

踏みしめられない現実に怯えて

(ひらかれたまどのそとはかわらずのあおいそら)

開かれた窓の外は　変わらずの青い空

(きみとみたきぼうだらけのすがたで)

君と見た希望だらけの姿で

(おもいしらされてうつむくたび)

思い知らされてうつむくたび

(あのことばがむねをよぎるよ)

あの言葉が　胸をよぎるよ

(かぜにたつまよいなきおもいそれだけでここにきたのさ)

風に立つ迷いなき想い　それだけでここに来たのさ

(なくしたらまたみつけてきなよ)

なくしたらまた見つけてきなよ

(ひとついろをかえてごらんよ)

ひとつ色を変えてごらんよ

(あしたをあみだすまてりあるを)

明日を編み出すマテリアルを

(こころにかざりながらえがきだそう)

心に飾りながら　描き出そう

(たびだちははやすぎてまえぶれもないままに)

旅立ちは早すぎて　前触れもないままに

(からっぽのとりかごはしずけさにころがる)

空っぽの鳥かごは静けさに転がる

(なつのあめがけむるひもふゆのかぜがまうひも)

夏の雨が煙る日も　冬の風が舞う日も

(きみといたすべてがぼくをつくってしまったよ)

君といた全てが僕を作ってしまったよ

(かけぬけるときのすぴーど)

駆け抜ける時間（とき）のスピード

(おいかけてはやるこころがとつぜんあしをとめる)

追いかけてはやる心が　突然足を止める

(いまもわからないことばかりさ)

今もわからない事ばかりさ

(だけどぼくはしりたくなるよ)

だけど僕は知りたくなるよ

(ちのかようこのみのありかをかわらずもとめてしまうのさ)

血の通うこの身のありかを　変わらず求めてしまうのさ

(つぎにあうときはきいてくれよ)

次に会うときは聞いてくれよ

(すこしくらいこたえられるよ)

少しくらい答えられるよ

(ぼくらをうごかすまてりあるがいくつもけしきにあふれて)

僕らを動かすマテリアルが　いくつも景色に溢れて

(おもいしらされてうつむくたびあのことばがむねをよぎるよ)

思い知らされてうつむくたび　あの言葉が胸をよぎるよ

(かぜにたつまよいなきおもいそれだけでここにきたのさ)

風に立つ迷いなき想い　それだけでここに来たのさ

(なくしたらまたみつけてきなよ)

なくしたらまた見つけてきなよ

(ひとついろをかえてごらんよ)

ひとつ色を変えてごらんよ

(あしたをあみだすまてりあるを)

明日を編み出すマテリアルを

(こころにかざりながらえがきだそう)

心に飾りながら　描き出そう