白銀

(このしろのせかいでぼくたちは)

この白の世界で僕たちは

(いったいなにいろにそまるのだろう)

いったい何色に染まるのだろう

(あたえられたこのしゅんかんに)

与えられたこの瞬間に

(せいいっぱいのかじをきってきた)

精一杯の舵を切ってきた

(みかんせいなんだみかんせいなんだ)

未完成なんだ未完成なんだ

(しらないもんばっか)

知らないもんばっか

(えごにおいてきた)

エゴにおいてきた

(きづいていたんだきづいていたんだ)

気づいていたんだ気づいていたんだ

(かそくするたいおんしょうそうをえがいた)

加速する体温焦燥を描いた

(ただただこのままおわりにしたくないんだ)

ただただこのまま終わりにしたくないんだ

(せつなてきなものがたりをいま)

刹那的な物語を今

(ゆこうおもいはせるしろいうなばら)

ゆこう想い馳せる白い海原

(ことばだけじゃたんないよめっせーじ)

言葉だけじゃ足んないよメッセージ

(ねつをおびたゆびさきから)

熱を帯びた指先から

(きみのこころとかしはじめたんだ)

君の心溶かし始めたんだ

(ゆめならばさめないでいて)

夢ならば覚めないでいて

(くだらないことばっか)

くだらないことばっか

(それでもたのしかったんだと)

それでも楽しかったんだと

(にどといまがやってこなくたって)

二度と今がやってこなくたって

(ずっときえない)

ずっと消えない

(からまったふくざつなじょうけいは)

絡まった複雑な情景は

(いったいなにいろにそまるのだろう)

いったい何色に染まるのだろう

(あたりまえになっていたかんかくなど)

あたり前になっていた感覚など

(このいっしゅんでくずれおちてしまった)

この一瞬で崩れ落ちてしまった

(まだまだこのままつづいてほしいだなんて)

まだまだこのまま続いてほしいだなんて

(いつもみせないそのよこがおが)

いつも見せないその横顔が

(やきついてきえない)

焼き付いて消えない

(おもいはせるしろいうなばら)

想い馳せる白い海原

(このしゅんかんもなつかしくなってく)

この瞬間も懐かしくなってく

(なみだでにじませたしかいだっていい)

涙でにじませた視界だっていい

(たしかなねつだけおぼえていて)

確かな熱だけ覚えていて

(ゆめならばさめないでと)

夢ならば覚めないでと

(このきもちをむねにきざんでは)

この気持ちを胸に刻んでは

(いつかまたおもいだせるように)

いつかまた思い出せるように

(はくぎんのだいちをけった)

白銀の大地を蹴った

(ゆこうおもいはせるしろいうなばら)

ゆこう想い馳せる白い海原

(ことばだけじゃたんないよめっせーじ)

言葉だけじゃ足んないよメッセージ

(ねつをおびたゆびさきから)

熱を帯びた指先から

(きみのこころとかしはじめたんだ)

君の心溶かし始めたんだ

(ゆめならばさめないでいて)

夢ならば覚めないでいて

(くだらないことばっかそれでも)

くだらないことばっかそれでも

(たのしかったんだとにどといまが)

楽しかったんだと二度と今が

(やってこなくたって)

やってこなくたって

(ぼくらのむねをこがしたって)

僕らの胸を焦がしたって

(ずっときえない)

ずっと消えない