望春
記号なしです
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歌詞(問題文)
(きみのことおもいだそうとしたんだ)
君のこと思い出そうとしたんだ。
(おこったかおもこころがふやけるのは)
怒った顔も心が潤けるのは
(もうせいりされているから)
もう整理されているから。
(かたにくるちいさなあたまがどうか)
肩に来る小さな頭がどうか、
(めをあわせてはなすせいこうさがどうか)
目を合わせて話す生硬さがどうか
(むくわれますように)
報われますように。
(なしくずしにつづいたかんけいを)
なしくずしに続いた関係を
(くずしてしまいたくなるようなよけいを)
崩してしまいたくなるような余計を。
(せいかいだったかどうかなんてわからないけど)
正解だったかどうかなんてわからないけど
(うたがうことじゃないそれくらいわかるよ)
疑うことじゃない。それくらい、わかるよ。
(はるいろのふれあすかーとをはいていた)
春色のフレアスカートを穿いていた。
(さくらがひっかかっておつなものだった)
桜が引っかかって乙なものだった。
(ぼくらはあしをひっぱりあってきたけど)
僕らは足を引っ張り合ってきたけど
(てをひいていくこともできたよな)
手を引いていくことも出来たよな。
(じょうちょうなじょうだんさえつまるほど)
冗長な冗談さえ詰まるほど
(よゆうがなくなったのはいつからだろうね)
余裕が無くなったのはいつからだろうね。
(あれいつからだっけ)
あれ、いつからだっけ。
(ゆるやかにしんでいくじょうがあった)
緩やかに死んでいく情があった。
(なのにえんめいをのぞまなかった)
なのに延命を望まなかった。
(なんかわかっていたんだろうね)
なんか、わかっていたんだろうね。
(なぁわたしにはにあわないなんていうなよ)
なぁ、「私には似合わない」なんて言うなよ。
(そういういろももっときればいいのににあうよ)
そういう色ももっと着ればいいのに。似合うよ。
(そのひとことさえいわなかったくせにさ)
その一言さえ言わなかったくせにさ。
(なにをかえせるきでいたんだろう)
何を返せる気でいたんだろう。
(きみのたまにざつなことばづかいつられるんだよ)
君の、たまに雑な言葉づかい。釣られるんだよ。
(ほめられたもんじゃないよな)
褒められたもんじゃないよな。
(のこしたいくせではけっしてないけど)
残したい癖では決してないけど
(けしたいくせではけっしてないんだ)
消したい癖では決してないんだ。
(ふりかえるひょうしにまってたにおいは)
振り返る拍子に舞ってた匂いは
(おもえばきみのものだわすれてないや)
思えば君のものだ。忘れてないや。
(さくらがひっかかってはたくしぐさの)
桜が引っかかってはたく仕草の
(しんけいしつそうなそのゆびを)
神経質そうなその指を。
(わかりあったきでいるのは)
分かり合った気でいるのは
(これいじょうしるのをほうきしたいから)
これ以上知るのを放棄したいから。
(りかいとはつごうのいいかんでしかないから)
理解とは都合の良い勘でしかないから。
(ぼくがきみのてをひくからきみはあしをひっぱっていいよ)
僕が君の手を引くから、君は足を引っ張っていいよ。
(そしたらさそしたらさ)
そしたらさ。そしたらさ。
(おどろいたもういちねんがたつんだ)
驚いた。もう一年が経つんだ。
(はるがくるんだきみのいないはるがあるんだ)
春が来るんだ。君のいない春が在るんだ。
(きづくのにふゆまでかかったよ)
気付くのに冬までかかったよ。