別れたくないよ

(めがねごしにみあげたにちようびのよるそら)

眼鏡越しに見上げた 日曜日の夜空

(みなみのほしがきょうはやけにしんでる)

南の波の星が今日は やけに滲んでる

(なみだってこんなにあまずっぱかったっけ？)

涙ってこんなに 甘酸っぱかったっけ？

(まるできせつはずれのももみたいだ)

まるで季節外れの桃みたいだ

(であいはぐうぜんなのにさようならはひつぜんで)

出会いは偶然なのに さようならは必然で

(なんかずるいよなでもあなたがきめたから)

なんかズルいよな でもあなたが決めたから

(もんくのひとつくらいいいたかったけどいえないじゃん)

文句のひとつくらい 言いたかったけど言えないじゃん

(だからあなたがいちばんずるいや)

だからあなたが 一番ズルいや

(たのしかったおもいでばっかあたまにうかんできて)

楽しかった想い出ばっか 頭に浮かんできて

(やっぱそうかやっとわかったほんとうにさようならなんだ)

やっぱそうか やっと分かった 本当にさようならなんだ

(いちにのさんでせーのでわらってたがいのしんじたみらいへ)

一二の三でせーので笑って 互いの信じた未来へ

(あるきだせたらいいけどどうせぼくはきっとぼくは)

歩き出せたらいいけど どうせ僕は きっと僕は

(ふりむかないせなかにてをふってるあなたがみえなくなるまで)

振り向かない背中に手を振ってる あなたが見えなくなるまで

(「わかれたくないよ」ａｈこっちのせりふだよ)

「別れたくないよ」 ah こっちの台詞だよ

(いつもふざけてばかりであなたをいからせて)

いつもふざけてばかりで あなたを怒らせて

(でもけっきょくさいごはわらってゆるしてくれるから)

でも結局最後は笑って 許してくれるから

(なにもきづかずにあしたのことをかんがえた)

何も気づかずに 明日の事を考えた

(ごねんめのなつのかえりみち)

五年目の夏の帰り道

(そっちのほうがないてばっかいたはずだったのにな)

そっちの方が泣いてばっかいたはずだったのにな

(ａｈやっぱそうかやっとわかったんだ)

ah やっぱそうか やっと分かったんだ

(さようならにつよくなれないよ)

さようならに強くなれないよ

(いちにのさんでいっしょにあゆんできたおもいでのながさだけ)

一二の三で一緒に歩んできた 思い出の長さだけ

(あなたのいないさかみちはきっとひろくてうまくあるけないや)

あなたのいない坂道は きっと広くて上手く歩けないや

(えいきゅうにつづくへいこうせんきりとれないきりとりせん)

永久に続く平行線 切り取れないキリトリ線

(「ねえ、わたしだけだよ」そんなのあたりまえだろ)

「ねえ、私だけだよ」 そんなの当たり前だろ

(いちにのさんでせーのでわらってたがいのしんじたみらいへ)

一二の三でせーので笑って 互いの信じた未来へ

(あるきだせたらいいけどなんてぼくはもういわないよ)

歩き出せたらいいけど 何て僕はもう言わないよ

(ふりむかないせなかにあるはねあのかぜにのってはばたけ)

振り向かない背中にある羽 あの風に乗って羽ばたけ

(わかれたくないよ「でももうだいじょうぶだよ」)

別れたくないよ「でももう大丈夫だよ」

(なんていわないでさいごはわらってたがいのしんじたみらいへ)

何て言わないで最後は笑って 互いの信じた未来へ

(もうそろそろいかなくちゃぼくはいくんだぼくらいくんだ)

もうそろそろ行かなくちゃ 僕は行くんだ 僕ら行くんだ

(さがしていたかわらないものをあなたがおしえてくれた)

探していた変わらないものを あなたが教えてくれた

(さようならありがとうわすれないいつまでも)

さようならありがとう 忘れないいつまでも

(ほんとうにありがとういつかまたあうひまで)

本当にありがとう いつかまた逢う日まで