部活
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歌詞(問題文)
(おはようまたいちにちがはじまる)
おはよう また一日が始まる
(うすぐらさにわくわくしながらあされんにむかう)
薄暗さにワクワクしながら朝練に向かう
(ともだちにばったりあったときもらんにんぐちゅうもくちもとをおおうぬの)
友達にばったり会った時もランニング中も口元を覆う布
(にゅうがくしたときからずっとこうやしぜんぜんへいき)
入学した時からずっとこうやし 全然平気
(ますくしてないほうがかおわからんくなるっていじょうじゃない?)
マスクしてない方が顔分からんくなるって異常じゃない?
(それもなれたけど)
それも慣れたけど
(ゆいいつますくをはずせるしょくじももくしょく)
唯一マスクを外せる食事も黙食
(わらったかおをしらないともだちもたくさんいる)
笑った顔を知らない友達もたくさんいる
(がっしゅくのかこくさをかたるせんぱいけどそのひょうじょうはどこかほこらしげで)
合宿の過酷さを語る先輩 けどその表情はどこか誇らしげで
(そのがっしゅくのきつさとそれがまるごとなくなるきつさ)
その合宿のキツさとそれが丸ごと無くなるキツさ
(どっちがきついのかおしえてほしかった)
どっちがキツいのか教えて欲しかった
(しあいではじめてしゅーとがきまったしゅんかん)
試合で初めてシュートが決まった瞬間
(たいいくかんのすみによろこぶおやのすがたがかすんだ)
体育館の隅に喜ぶ親の姿が霞んだ
(でぃふぇんすにもどりながらも)
ディフェンスに戻りながらも
(いまのごーるをかえってどうせつめいしようかとことばをさがしていた)
今のゴールを帰ってどう説明しようかと言葉を探していた
(めがさめるようなおとがひびきわたり)
目が覚める様な音が響き渡り
(こーとぎりぎりにきまったあたっく)
コートギリギリに決まったアタック
(なかまとぜんりょくでえたいってんもぜんりょくでよろこぶことはゆるされず)
仲間と全力で得た一点も全力で喜ぶことは許されず
(”いぜん”をおもいだすのはこころがうごくしゅんかんだ)
”以前”を思い出すのは心が動く瞬間だ
(ははおやがはやおきしてにぎってくれたおにぎりをたべながら)
母親が早起きして握ってくれたおにぎりを食べながら
(しはつにまにあうようにえきまでおくってもらってるしゃない)
始発に間に合うように駅まで送ってもらってる車内
(「こんなじかんがたからものになるんだ」とおしえてくれたおとながいた)
「こんな時間が宝物になるんだ」と教えてくれた大人がいた
(そのひとのめがべすとをだしたゆうじんぐらいかがやいていたから)
その人の目がベストを出した友人ぐらい輝いていたから
(きっとほんとうなんだとおもう)
きっと本当なんだと思う
(それをしったうえでははおやのせなかをみてもいつもとおなじで)
それを知った上で母親の背中を見てもいつもと同じで
(ただそしゃくのりずむにありがとうをしのばせた)
ただ咀嚼のリズムにありがとうを忍ばせた
(たいかいちゅうしをつたえるこーちのめははなしをはじめるまえからうるんでいた)
大会中止を伝えるコーチの目は話を始める前から潤んでいた
(きっとしかいにはしたをむくじぶんたちと)
きっと視界には下を向く自分達と
(こーちじしんもはらしたかった”さいごとなったしあい”になくせんぱいたちがいる)
コーチ自身も晴らしたかった”最後となった試合”に泣く先輩たちがいる
(「だれがわるいわけでもないから」「ほかのがくせいもみないっしょやから」)
「誰が悪い訳でもないから」「他の学生も皆一緒やから」
(なっとくせざるをえんりゆうはいつまでもなっとくできるりゆうにまではなってくれない)
納得せざるを得ん理由はいつまでも納得できる理由にまではなってくれない
(どんだけそれがあたりまえにつづいたってへいきになるわけがない)
どんだけそれが当たり前に続いたって平気になるわけがない
(あたりまえにせいげんもしきりもないがっこうせいかつをおくりたい)
当たり前に制限も仕切りも無い学校生活を送りたい
(じゅぎょうやもしいやなことはさいごまでのこるのに)
授業や模試 嫌な事は最後まで残るのに
(それがあるからがんばれるいべんとはかたっぱしからなくなっていく)
それがあるから頑張れるイベントは片っ端から無くなっていく
(ぶんかさいのかわりのこくばんあーと)
文化祭の代わりの黒板アート
(ちゅうしではなくえんきであることにかんきしたしゅうがくりょこうもけっきょくちゅうし)
中止ではなく延期である事に歓喜した修学旅行も結局中止
(かわりにおこなわれたいちにちえんそくそれすらもたのしくでもいやだから)
代わりに行われた一日遠足 それすらも楽しく でも嫌だから
(しゅうがくりょこうにいきたかったなあ)
修学旅行に行きたかったなあ
(しんじるほどかのうせいがふえそうで)
信じる程可能性が増えそうで
(これだけやったからなくなるはずがないってところまでれんしゅうにうちこむ)
これだけやったから無くなるはずがないってところまで練習に打ち込む
(きょうぎとかんけいないいきぐるしさくちもととむなもとのうちがわのねつ)
競技と関係ない息苦しさ 口元と胸元の内側の熱
(めにはいっそうちからがこもる)
目には一層力がこもる
(”それでもおれずにここまできた”)
”それでも折れずにここまできた”
(あらゆるきかいがけされたってこのじじつまではぜったいにけせない)
あらゆる機会が消されたってこの事実までは絶対に消せない
(すきだからつづけられたすきなことをすきなままでいられたこと)
好きだから続けられた好きな事を好きなままでいられたこと
(このめんばーとだからできたとおもう)
このメンバーとだから出来たと思う
(ますくがなくなったころにかいさいされるどうそうかい)
マスクが無くなったころに開催される同窓会
(そこでめにするこころのそこからわらうどうきゅうせいのかお)
そこで目にする 心の底から笑う同級生の顔
(しゃしんのなかはむりでもおもいでのなかのますくははずれる)
写真の中は無理でも思い出の中のマスクは外れる
(あのごーるにもとどくべきだったかんせいがとどく)
あのゴールにも届くべきだった歓声が届く
(じぶんたちはころなのないなかですごしたがくせいじだいがないのではない)
自分達はコロナの無い中で過ごした学生時代が無いのではない
(ころなかですごしたがくせいじだいがあるのだ)
コロナ禍で過ごした学生時代があるのだ
(「あのころにくらべれば」とちからをくれるであろうがくせいじだいは)
「あの頃に比べれば」と力をくれるであろう学生時代は
(じぶんたちはだれよりもかくべつだ)
自分達は誰よりも格別だ