話がある／足立佳奈

(うん)

うん

(きづいてるよ)

気付いてるよ

(こいをしてるよ)

恋をしてるよ

(きづいてないふりはできないもう)

気付いてないふりは出来ないもう

(おもいはかんたんにそだつからこまるな)

想いは簡単に育つから困るな

(うごいたらさくずれるかもね)

動いたらさ　崩れるかもね

(きらってないのはわかるんだけど)

嫌ってないのはわかるんだけど

(それいじょうはきみだけがしってる)

それ以上は　君だけが知ってる

(ことばいがいにもつたえるほうほうはあるけど)

言葉以外にも伝える方法はあるけど

(それってきっとことばよりひどくむずかしい)

それってきっと言葉よりひどく難しい

(おくびょうなくせに)

臆病なくせに

(かなえたいとおもうわたしを)

叶えたいと思う　わたしを

(わらいたければわらえばいいから)

笑いたければ笑えばいいから

(そのえがおはわたしだけにむけてて)

その笑顔はわたしだけに向けてて

(はなしがあるよ)

話があるよ

(きいてほしいよ)

聞いてほしいよ

(もうなんか)

もう　なんか

(ぜんぶつたえたいんだよ)

全部伝えたいんだよ

(うまくいえないけど)

上手く言えないけど

(きゅうにせかいにいろがついたの)

急に世界に色が付いたの

(ほんとだよ)

ほんとだよ

(なにをしていてもきみをおもってしまう)

何をしていても君を思ってしまう

(あぁやっぱりやさしいな)

あぁ　やっぱり優しいな

(あぁやっぱりまぶしいな)

あぁ　やっぱり眩しいな

(くやしいなくるしいな)

悔しいな　苦しいな

(やっぱすきだな)

やっぱ好きだな

(しかたないことなんだけど)

仕方ないことなんだけど

(すきになるのはかんたんで)

好きになるのは簡単で

(なってもらうのはむずかしいんだな)

なってもらうのは難しいんだな

(どこかでちょっときたいする)

どこかでちょっと期待する

(じぶんがいやになる)

自分が嫌になる

(つらくなるだけだと)

つらくなるだけだと

(わかっているのに)

分かっているのに

(わすれようとしてもわすれることができないわたしを)

忘れようとしても忘れることができない私を

(きょうもやさしくほほえむきみの)

今日も優しく微笑む君の

(そのえがおはいつでもかわらないね)

その笑顔はいつでも変わらないね

(つきはなしてよ)

突き放してよ

(さわらないでよ)

さわらないでよ

(そうじゃなきゃ)

そうじゃなきゃ

(あきらめきれないから)

諦めきれないから

(つぎにいけないから)

次にいけないから

(きゅうにせかいにいろがつくとかぜんぶうそだ)

急に世界に色が付くとか　全部　嘘だ

(にじんでいくめすらきみをおってしまう)

滲んでいく目すら君を追ってしまう

(あぁやっぱりあのひかな)

あぁ　やっぱりあの日かな

(あぁやっぱりくやしいな)

あぁ　やっぱり悔しいな

(くるしいよこうかいと)

苦しいよ　後悔と

(なみだがとまらない)

涙が止まらない

(すうねんごにはたぶん)

数年後には多分

(わたしたちはあうこともなくなって)

私たちは会うこともなくなって

(あたりまえにあたりまえのこいをしてるんだ)

当たり前に　当たり前の恋をしてるんだ

(そのえがおもいつかわすれるのかな)

その笑顔もいつか忘れるのかな

(はなしがあるよ)

話があるよ

(きいてほしいよ)

聞いてほしいよ

(ねぇなんかごめんね)

ねぇ　なんか　ごめんね

(これがさいごだから)

これが最後だから

(はなしがあるよきいてほしいよ)

話があるよ　聞いてほしいよ

(もうなんかなきそうになるんだよ)

もう　なんか泣きそうになるんだよ

(よくわかんないけど)

よくわかんないけど

(きゅうにせかいにいろがつくとかぜんぶうそだ)

急に世界に色が付くとか全部嘘だ

(にじんでいくめすらきみをおってしまう)

滲んでいく目すら君を追ってしまう

(あぁやっぱりまぶしくて)

あぁ　やっぱり眩しくて

(あぁやっぱりやさしくて)

あぁ　やっぱり優しくて

(くやしくてくるしくて)

悔しくて　苦しくて

(やっぱすきだな)

やっぱ好きだな

(さよなら)

さよなら