流星

(まふゆのうみべにうつった)

真冬の海辺に映った

(しろくとうめいなつきが)

白く透明な月が

(くらげにみえたふしぎなよるでした)

海月に見えた不思議な夜でした

(なんどひきさかれてもとおざかっても)

何度引き裂かれても遠ざかっても

(つながったままの)

繋がったままの

(ふたりをつつむ)

二人を包む

(まぶたのおくのうちゅう)

瞼の奥の宇宙

(ほしくずのなかちりばめられた)

星屑の中ちりばめられた

(こころがふたつ)

心が二つ

(あいのやみを)

愛の闇を

(かけぬけてく)

駆け抜けてく

(おもいりゅうせいになり)

想い流星になり

(ながれていくよ)

流れていくよ

(きみのそばまで)

君のそばまで

(きえるまえに)

消える前に

(ぼくたちはおなじせいざだと)

僕たちは同じ星座だと

(しんじて)

信じて

(きみよりきれいなひとでも)

君よりきれいな人でも

(きみよりやさしいひとでも)

君より優しい人でも

(きみにはなれないんだ)

君にはなれないんだ

(もうだれも)

もう誰も

(つかめないまぼろしを)

つかめない幻を

(だきしめたむねをさすいたみが)

抱きしめた胸を刺す痛みが

(いんりょくのように)

引力のように

(ふたりひきよせあう)

二人引き寄せあう

(まだきみのちゅう)

まだ君の中

(とじこめられた)

閉じ込められた

(いくつものまよいは)

いくつもの迷いは

(ぼくのなかで)

僕の中で

(もやしつくせる)

燃やし尽くせる

(だからもうこわがらずに)

だからもう怖がらずに

(あずけてほしい)

預けてほしい

(きみのうそにきづくのは)

君のウソに気付くのは

(ちいさなひとみがみひらくから)

小さな瞳が見開くから

(でもすなおさにまだきづけないまま)

でも素直さにまだ気づけないまま

(ほしくずのなか)

星屑の中

(ちりばめられた)

ちりばめられた

(こころがふたつ)

心が二つ

(あいのやみをかけぬけてく)

愛の闇を駆け抜けてく

(おもい)

想い

(りゅうせいになり)

流星になり

(ながれていくよ)

流れていくよ

(きみのそばまできえるまえに)

君のそばまで消える前に

(ぼくたちはおなじせいざだと)

僕たちは同じ星座だと

(しんじてるから)

信じてるから