Dr.リアリスト
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歌詞(問題文)
(しあたにまんぞくするおくびょうなこぶたたちよ)
「『幻想』に満足する臆病な子豚たちよ
(きみたちはしんじつにきょうみはないかね)
君たちは『真実』に興味はないかね?」
(たいしゆくじんるいはしった)
――退し行く人類は知った
(からだうごかすかてがあれば)
「『肉体』動かす『燃』が在れば
(せいうたえるとしんじた)
『生』謳えると信じた
(しかしながらきぼうなくして)
しかしながら『火種』無くして
(こころのひはともせない)
『精神』の火は灯せない
(あかりをうしなったこころは)
灯を失った『精神』は
(しにがみにこいをする)
死神に恋をする
(ぜつぼうとおざけるために)
絶望遠ざけるために
(おだやかなうそがひつようだった)
穏やかな『幻想』が必要だった」
(ほろびゆくじんるいはかんがえた)
滅び行く人類は考えた――
(だいじなこころすてらにあずけ)
「大事な『記憶』『願い星』に預け
(うそににげるしすてむを)
『幻想』に逃げるシステムを」
(まちのひみつについてはいずれわたしのむすめたちからきくことになるだろう)
「街の秘密については、いずれ私の娘達から聞くことになるだろう。
(ここからさきは)
ここから先は……」
(わたしのはなしをきいてもらおうか)
「私の『見解』を聞いてもらおうか」
(かつてかがくというせかいのたんきゅうをするそうちがあった)
かつて科学という『真理』の探求をする装置があった
(かつてれきしというせかいにちかづくしこうさくごがあった)
かつて歴史という『真理』に近づく試行錯誤があった
(やさしいうそにいだかれたこのまちをどうしてもすきになれない)
優しい『幻想』に抱かれた この『劇場』を どうしても好きになれない
(かみをてなずけけつまつをかきかえるぶきであったそれを)
『法則』を手懐け 『終焉』を書き換える武器であった それを
(うそつくるためにはいしゃくするなんてそれは)
『妄想』作るために 拝借するなんて それは
(せんじんへのぼうとくではないかね)
先人への冒涜ではないかね?
(それはたえがたきしんくでぼうきゃくすべきいまわしきかこなのだろうか)
『事実』は耐え難き辛苦で 忘却すべき忌まわしき過去なのだろうか?
(やみにせをむけしあたにすがるおちたあわれなたみよ)
『現実』に背を向け『幻想劇場』に縋る 堕ちた哀れな民よ
(おのれをふうしてえられるあんのんそれはいつわりのこうふくとしれ)
己を封して得られる安穏 それは偽りの幸福と知れ!!
(たちむかいなさいおじょうさんおさなごのごとくみみめふさぐのをやめて)
立ち向かいなさいお嬢さん 幼子のごとく耳目ふさぐのをやめて
(しんじつにむかえ)
<<真実に向かえ!>>
(げきじょうはげんえい)
<<劇場は幻影>>
(せつりにむかえ)
<<摂理に向かえ!>>
(げきじょうはしょうしつへいたるかがみ)
<<劇場は『消失へ至る鏡』>>
(それはたえがたきしんくでぼうきゃくすべきいまわしきかこなのだろうか)
『事実』は耐え難き辛苦で 忘却すべき忌まわしき過去なのだろうか?
(やみをおそれてしあたににげてほこりすてたたみよ)
『現実』を恐れて『幻想劇場』に逃げて 誇り捨てた民よ
(けなげにしんじつとたたかうわかきのすがたのなんとうつくしきことか)
健気に真実と闘う 若きの姿のなんと美しきことか!!
(たちむかいなさいしょうねんよむきりょくにすべてをていかんするのはおわりにしないか)
立ち向かいなさい少年よ 無気力にすべてを諦観するのは 終わりにしないか!
(じんるいのためのこうふくとはなにか)
人類のための幸福とは何か!?
(すべてのきゅうさいというりそうろんなのか)
すべての救済という理想論なのか!?
(ぜろのしゅうまつにひゃくのぐをにえしいちのきぼうにかえることではないか)
0の終末に100の愚を犠し 1の希望に変える事ではないか!?
(れいこくなどではないそれはじゅんすいなこうきしん)
「冷酷」などではない それは純粋な好奇心
(むげんにとざしたじおらまではなく)
夢幻に閉ざした『脚本』ではなく
(むげんにひろがるぱのらまがみたいだけなのだ)
無限に広がる『可能性』が見たいだけなのだ
(いだいなるかがくはしょうめいするしんじつのたんきゅうこそせいぎだと)
偉大なる科学は証明する 真実の探求こそ正義だと
(ほつれなきれきしはしょうめいするちからなきただしさにかちはないと)
解れなき歴史は証明する 力無き正しさに価値はないと
(きみたちがいきているだけでかてはしょうひされる)
「君たちが生きているだけで 『未来』は消費される
(それをなにもうまないうそにとうずるなんて)
それを 何も生まない『妄想』に投ずるなんて」
(まったくおろかでばかげたこういではないかね)
「全く 愚かで馬鹿げた行為ではないかね?」
(いむべきかこもざんこくないまもけっしてむかちなものではない)
忌むべき過去も残酷な現在も 決して無価値なものではない
(ひかりをしらずしあたでねむるむちでむくなるものたちよ)
『現実』を知らず『楽園』で眠る 無知で無垢なる者たちよ
(このしゅんかんのしんじつにむかったものだけがやみにかくれたすてらとであう)
この瞬間の真実に向かったものだけが 『未知』に隠れた『希望』と出会う
(たちむかいなさいほこりたかきひとよかこくなるいまうけとめて)
立ち向かいなさい 誇り高き人類よ! 過酷なる『物語』受け止めて!!
(それはどうしようもないほどのはめつにむかうむじひなみらいなのだろうか)
『事実』はどうしようもないほどの破滅に向かう 無慈悲な未来なのだろうか?
(やみにおびえてしあたにこもりさいごまつだけのたみよ)
『現実』に怯えて『棺桶』に篭り 最期待つだけの民よ
(こどうもじょうどうもともにありいまだきせきをいとなむきみたちが)
鼓動も情動も共にあり 未だ『生命』を営む君たちが
(あゆみとめるにははやすぎるわたしがみらいうみだすちゃんすあたえよう)
歩み止めるには早すぎる 私が未来生み出すチャンス与えよう
(きみがのぞまぬとも)
君 が 望 ま ぬ と も!!
(おやおやまたひとりこわれてしまった)
おやおや、また一人壊れてしまった
(せかいをうけとめるにはうつわがちいさすぎたようだね)
『真実』を受け止めるには器が小さすぎたようだね
(まあいいみらいのかいたくにはぎせいはつきものさ)
まあいい、『未知領域』の開拓には犠牲は付き物さ
(おっとそろそろいかなければ)
おっと、そろそろ行かなければ
(つぎのはいゆうがぶたいのうえでまちかねている)
次の『挑戦者』が、舞台の上で待ちかねている