星々の葬列　amazarashi

(いまでもよくおもいだすんだ)

今でもよく思い出すんだ

(むかしみたにぎやかなぎょうれつ)

昔見た賑やかな行列

(ぶらすばんどにこてきたい)

ブラスバンドに鼓笛隊

(それはそれははなやかなぱれーど)

それはそれは華やかなパレード

(しろいとりがくもにまじって)

白い鳥が雲に混じって

(はなびがはじけてふりむいた)

花火が弾けて振り向いた

(たくさんのひとがわらってた)

沢山の人が笑ってた

(ぼくもつられてきっとわらってた)

僕もつられてきっと笑ってた

(くらいうみにきみとふたりそんなむかしばなしをしてた)

暗い海に 君と二人 そんな昔話をしてた

(ものうげにほしをみていると)

物憂気に星を見ていると

(こんなおとぎばなしをおしえてくれたんだ)

こんなおとぎ話を教えてくれたんだ

(わらってわらって)

笑って 笑って

(あまのがわはほしぼしのそうれつ)

天の川は星々の葬列

(そらのぱれーどそらのぱれーど)

宇宙のパレード 宇宙のパレード

(さぞかしおおきなほしがしんだのでしょう)

さぞかし大きな星が死んだのでしょう

(ちちがぼくのてをつよくひく)

父が僕の手を強く引く

(いつもはぶあいそうなくせして)

いつもは無愛想な癖して

(あんまりこどもみたいだから)

あんまり子供みたいだから

(ぼくもはしゃいでるふりをしたんだ)

僕もはしゃいでる振りをしたんだ

(ぼろぼろのさーかすてんとは)

ボロボロのサーカステントは

(あちこちにあながあいていて)

あちこちに穴が空いていて

(くらくなるとひかりがもれた)

暗くなると光が漏れた

(まるでまんてんのほしぞらみたい)

まるで満天の星空みたい

(くらいうみにきみとふたりことばもなくただすわってた)

暗い海に 君と二人 言葉もなくただ座ってた

(なみのおとがりずむになった)

波の音がリズムになった

(ぼくらがみおくるそうそうこうしんきょく)

僕らが見送る葬送行進曲

(わらってわらって)

笑って 笑って

(あまのがわはほしぼしのそうれつ)

天の川は星々の葬列

(そらのぱれーどそらのぱれーど)

宇宙のパレード 宇宙のパレード

(さぞかしきれいなほしがしんだのでしょう)

さぞかし綺麗な星が死んだのでしょう

(たくさんのひとがあつまった)

沢山の人が集まった

(しずかなくろずくめのぎょうれつ)

静かな黒ずくめの行列

(ぶらすばんどはこないけれど)

ブラスバンドは来ないけれど

(はなびももうあがらないけど)

花火ももう上がらないけど

(あかりをかかげたぎょうれつは)

明かりを掲げた行列は

(よぞらのほしのうつしかがみ)

夜空の星の映し鏡

(たくさんのひとがないていた)

沢山の人が泣いていた

(ぼくもつられてきっとないていた)

僕もつられてきっと泣いていた

(わらってわらって)

笑って 笑って

(あまのがわはほしぼしのそうれつ)

天の川は星々の葬列

(そらのぱれーどそらのぱれーど)

宇宙のパレード 宇宙のパレード

(どこまでもながいぎょうれつ)

どこまでも長い行列

(わらってわらって)

笑って 笑って

(あまのがわはほしぼしのそうれつ)

天の川は星々の葬列

(そらのぱれーどそらのぱれーど)

宇宙のパレード 宇宙のパレード

(さぞかしだいじなほしがしんだのでしょう)

さぞかし大事な星が死んだのでしょう