足りない　DUSTCELL

(あぁもうひとつたりない)

あぁ　もう一つ足りない

(うまらないくうはくとれっとうかん)

埋まらない空白と劣等感

(いまいっしゅんしかないから)

今　一瞬しかないから

(あとのことなどなんにもかんがえないで)

後のことなど何にも考えないで

(じっちゅうはっくさいていさ)

十中八九　最低さ

(だけどまえならえだけじゃもったいない)

だけど前ならえだけじゃもったいない

(こんびにえんすなしょうがい)

コンビニエンスな生涯

(なんてたいくつすぎるよねぇろんがい)

なんて退屈すぎるよねぇ論外

(だれかのこうはだれかのふこう)

誰かの幸は誰かの不幸

(どれもあいまいであやふやなままおちる)

どれも曖昧で　あやふやなまま堕ちる

(くたびれるくらいふるえたって)

くたびれるくらい震えたって

(あと１みりほんのいっしゅんてをのばしてみたい)

あと1㎜　ほんの一瞬手を伸ばしてみたい

(どうしようもないあいばっかかかえてあるいていた)

どうしようもない愛ばっか抱えて歩いていた

(ひずむままきみにふれたひびが)

歪むまま君に触れた日々が

(うそでできていたとしたってかまわないよ)

嘘でできていたとしたって　構わないよ

(ひみつをかくしたまぶたうら)

秘密を隠した目蓋裏

(すべてまぼろしでもかすかなひかりをたどって)

全て幻でも微かな光りを辿って

(きらきらしたねおんがいで)

キラキラしたネオン街で

(いつわりのしゅじんこうえんじてるの)

偽りの主人公演じてるの

(べつにとくべつじゃなくたっていい)

別に特別じゃなくたっていい

(ただじぶんらしくいきたいだけ)

ただ自分らしく生きたいだけ

(わたしはなに？きみとのかんけい？)

私は何？　君との関係？

(ほんとうはばかみたいなことでわらってたい)

本当は馬鹿みたいなことで笑ってたい

(あぁぜんぶゆめでおわればいいのに)

あぁ　全部夢で終わればいいのに

(らしさにかたどられたりそうがめんごしにひろがったしょうそうがうれう)

らしさに象られた理想　画面越しに広がった焦燥が憂う

(みちびかれるままどあたたいた)

導かれるままドア叩いた

(ゆるがないでわたしのいしまだきえたくない)

揺るがないで　私の意志　まだ消えたくない

(どうしようもないこいばっかかかえてあるいていた)

どうしようもない恋ばっか抱えて歩いていた

(くちべたなきみのことばにまだ)

口下手な　君の言葉にまだ

(すこしだけきたいしてるんだ)

少しだけ期待してるんだ

(いたんでゆくつめたいよるでもにげたくない)

痛んでゆく　冷たい夜でも逃げたくない

(まぎらわせるほどにこどくのうみしずみこんで)

紛らわせるほどに孤独の海沈み込んで

(うばいあいじんせいってそんなもんあまいやつらにようしゃない)

奪い合い人生ってそんなもん　甘い奴らに容赦ない

(きおくたちごういんにでりーとして)

記憶たち強引にデリートして

(とびでたたいどのーまらいず)

飛び出た態度　ノーマライズ

(てんごくとじごくのあいだにうまれおちたにんげんたち)

天国と地獄の間に生まれ落ちた人間たち

(ゆーもあまみれてくたばりたい)

ユーモアまみれてくたばりたい

(わらってくれもっと)

笑ってくれ　もっと

(どうしようもないあいばっかかかえてあるいていた)

どうしようもない愛ばっか　抱えて歩いていた

(ひずむままきみにふれたひびが)

歪むまま君に触れた日々が

(うそでできていたとしたってかまわないよ)

嘘でできていたとしたって構わないよ

(ひみつをかくしたまぶたうら)

秘密を隠した目蓋裏

(すべてまぼろしでもかすかなひかりをたどって)

全て幻でも微かな光を辿って

(ほんとのじぶん)

本当の自分

(まとりょーしかのようにとじこんだ)

マトリョーシカのように閉じ込んだ

(くろのねいるぬってどろをかぶって)

黒のネイル塗って　泥を被って

(ごまかしていたこころごと)

誤魔化していた心ごと

(うわがきをしてあすもとおくのまちへくりだそう)

上書きをして明日も遠くの街へ繰り出そう

(ずっとずっとずっと)

ずっと　ずっと　ずっと

(たりないなにかぶきようにさがしている)

足りない何か　不器用に探している