ノスタルジックメロディ

(しらねえらーめんやののれんをてきとうにみぎのてではらって)

知らねえラーメン屋の暖簾を　適当に右の手で払って

(とりあえずのぐちいれてひだりうえのぼたんおすの)

とりあえず野口入れて　左上のボタン押すの

(しらねえとっぴんぐのようひをせんたくをよぎなくされちった)

知らねえトッピングの要否を　選択を余儀なくされちった

(しばらくかんがえてけっきょくなにもいれないんだ)

しばらく考えて　結局何も入れないんだ

(まえのきゃくのうるせえちゃくめろが)

前の客の五月蝿え着メロが

(なぜだかずっとずっとずっとわすれらんないの)

何故だかずっとずっとずっと　忘れらんないの

(のすたるじっくめろでぃいつだっておれのあたまんなかに)

ノスタルジックメロディ　いつだって俺の頭ん中に

(どっかできいたことあるようなめろでぃあたまんなかまわる)

どっかで聞いたことあるような　メロディ頭ん中回る

(のすたるじっくめろでぃいつだっておれのあたまんなかで)

ノスタルジックメロディ　いつだって俺の頭ん中で

(だけどじっさいでじゃぶのようなもんでそんなきょくはないのだろう)

だけど　実際デジャブのようなもんで　そんな曲はないのだろう

(えきをでてすぐのすみのとこできたねえわれたおとぶちまけて)

駅を出てすぐの隅のとこで　きたねえ割れた音ぶちまけて

(とおるひとかたっぱしからなぐってるみたいでわらえた)

通る人片っ端から　殴ってるみたいで笑えた

(あこぎもあららねんきいれちゃってぴっくもとちゅうでおとしちゃって)

アコギもあらら年季入れちゃって　ピックも途中で落としちゃって

(だけどかまわずそいつはいっしんにうたっていた)

だけど構わず　そいつは一心に歌っていた

(かえりみちのでんしゃのなかずっと)

帰り道の電車の中ずっと

(なぜだかあいつのきたねえおとがみみにへばりつくの)

何故だかあいつのきたねえ音が　耳にへばりつくの

(のすたるじっくめろでぃずっとあたまからはなれないの)

ノスタルジックメロディ　ずっと頭から離れないの

(すきなきょくはどれもみなどこかできいたことあるようで)

好きな曲はどれも皆　どこかで聴いたことあるようで

(のすたるじっくめろでぃいつまでもあたまからはなれないで)

ノスタルジックメロディ　いつまでも頭から離れないで

(そのすべてのでじゃぶのもとはみんなのすたるじっくめろでぃ)

その全てのデジャブの元は　みんなノスタルジックメロディ

(まってまってまってまってどこにもいかないで)

待って待って待って待って　どこにも行かないで

(まってまってまっておれののすたるじっくめろでぃ)

待って待って待って　俺のノスタルジックメロディ

(まってまってまってまってまだここにいてよ)

待って待って待って待って　まだここにいてよ

(ずっとずっとずっとわすれらんないの)

ずっとずっとずっと　忘れらんないの

(のすたるじっくめろでぃきみといやほんはんぶんこして)

ノスタルジックメロディ　君とイヤホン半分こして

(このきょくいいねってわらってたあのころをおもいださせやがって)

この曲いいねって笑ってた　あの頃を思い出させやがって

(のすたるじっくめろでぃきみののすたるじっくめろでぃは)

ノスタルジックメロディ　君のノスタルジックメロディは

(やっぱりおれのとはちょっとめろでぃがちがうのかな)

やっぱり俺のとはちょっと　メロディが違うのかな

(のすたるじっくめろでぃあんたらのみみにはとどかないだろう)

ノスタルジックメロディ　あんたらの耳には届かないだろう

(たらたらとききながすだけのさぎょうようｂｇｍじゃねえ)

たらたらと聞き流すだけの作業用BGMじゃねえ！

(のすたるじっくめろでぃいつだってだれかのあたまんなかで)

ノスタルジックメロディ　いつだって誰かの頭ん中で

(あれじゃないこれじゃないってききくらべされてるんだろう)

あれじゃないこれじゃないって　聴き比べされてるんだろう

(いつかきかせてあげるよおれののすたるじっくめろでぃ)

いつか聴かせてあげるよ　俺のノスタルジックメロディ