けだるい

(かんちゅーはいいっぽんで)

缶チューハイ一本で

(よえるていどのきもちだった？)

酔える程度の気持ちだった？

(ふあんがめをだしてどうにかなりそう)

不安が芽を出してどうにかなりそう

(なにもかもあきらめたわたしは)

何もかも諦めたわたしは

(きみのかおいろをうかがってる)

君の顔色を伺ってる

(すれちがいひとつで)

すれ違いひとつで

(さめるていどのきもちだった？)

冷める程度の気持ちだった？

(きみのやさしさをしんじきれない)

君のやさしさを信じきれない

(つよがってさ、よかったことなんて)

強がってさ、良かったことなんて

(ひとつもないのにばかみたいだ)

一つもないのにバカみたいだ

(せかいでいちばんちかくで)

世界で一番近くで

(てをつないでいても)

手を繋いでいても

(ことばにならないきもちがもどかしいな)

言葉にならない気持ちがもどかしいな

(もっとうまくはなせたらな)

もっとうまく話せたらな

(きみのまえからいますぐにげだしたい)

君の前から今すぐ逃げ出したい

(ずるいぼくをゆるされたい)

ずるい僕を許されたい

(うたがってまよいこんでうらぎってまちがって)

疑って迷い込んで裏切って間違って

(うまくやろうとするほど)

うまくやろうとするほど

(みうしなってくけど)

見失ってくけど

(もういいやっておもっても)

もういいやって思っても

(だれかをもとめてしまうなんてな)

誰かを求めてしまうなんてな

(たしかなものはないけどさ)

確かなものはないけどさ

(きみをすきでいてもいいかな)

君を好きでいてもいいかな

(なきたいきもちがあふれてきえてく)

泣きたい気持ちが溢れて消えてく

(だいじょうぶだよはきみにいってほしい)

大丈夫だよは君に言ってほしい

(だれでもいいなんておもわせないで)

誰でもいいなんて思わせないで

(いかないで、ここにいて)

行かないで、ここにいて

(せわしないよるをあるいて)

せわしない夜を歩いて

(すべてはゆだねられなくても)

すべては委ねられなくても

(ふたりでいるしゅんかんはきらきら)

ふたりでいる瞬間はキラキラ

(なまぬるいかぜがふいて)

生温い風が吹いて

(けだるいよるがつづいても)

けだるい夜が続いても

(できればこのてははなしたくないな)

できればこの手は離したくないな

(このよるのつづきをふたりでみようよ)

この夜の続きを二人で見ようよ

(このよるのつづきを)

この夜の続きを