うみべの男の子

(きみはすきだといったけど)

君は好きだと言ったけど

(そうじゃないってわかってた)

そうじゃないってわかってた

(こころのどこかでしってたよ)

心のどこかで知ってたよ

(きみはいつかいなくなる)

君はいつかいなくなる

(じぶんがいちばんすきだから)

自分が一番好きだから

(やさしいかおしてうそつきだ)

優しい顔して嘘つきだ

(きみのみがってさにあまんじた)

君の身勝手さに甘んじた

(そのくらいきみをおもってた)

そのくらい君を想ってた

(きみにはきっとわからないね)

君にはきっとわからないね

(ふみこむのはこわかった)

踏み込むのは怖かった

(しられるのもこわかった)

知られるのも怖かった

(それでもとなりにいたかった)

それでも隣に居たかった

(きみにいわれたひどいことも)

君に言われたひどいことも

(なきそうだったきみのかおも)

泣きそうだった君の顔も

(きみをすきだったわたしも)

君を好きだった私も

(いつかおもいだせなくなって)

いつか思い出せなくなって

(きみにわかってほしかった)

君にわかってほしかった

(きみじゃなきゃだめだった)

君じゃなきゃだめだった

(きみがおもうよりきみをおもっていたあのころ)

君が思うより君を思っていたあの頃

(かんたんにあいしてるなんて)

簡単に愛してるなんて

(いってしまえるんだきみは)

言ってしまえるんだ君は

(ぜんぶわすれていくくらいなら)

全部忘れていくくらいなら

(きずつけてやりたかった)

傷つけてやりたかった

(きみはなにもわるくない)

君は何も悪くない

(きみはなにもわるくない)

君は何も悪くない

(だれもなにもわるくないだけど)

誰も何も悪くない　だけど

(じゃあどうしてこうなったって)

じゃあどうしてこうなったって

(きみがかなしむのはずるいって)

君が悲しむのはずるいって

(ふたりぼっちよるをあるいたもうもどれない)

ふたりぼっち　夜を歩いた　もう戻れない

(なんにもなれなかったわたしたちだから)

何にもなれなかった私たちだから

(こうかいしてないよってきれいにおわらせないでよ)

後悔してないよって綺麗に終わらせないでよ

(いっしょにいたらやすらいだ)

一緒にいたら安らいだ

(きみのとなりでねむってた)

君の隣で眠ってた

(あのじかんだっていまはただくるしい)

あの時間だって今はただ苦しい

(であわなきゃよかったとこころからおもってるよ)

出会わなきゃよかったと心から思ってるよ

(きみのこともうずっとゆるせないよ)

君の事もうずっと許せないよ

(だからもうさよなら)

だからもうさよなら

(いつかなかったことになって)

いつかなかったことになって

(きみのことなんてわすれて)

君のことなんて忘れて

(きずあとだけがのこって)

傷痕だけが残って

(きみにいうことはなにもない)

君に言うことはなにもない

(なにもない)

なにもない

(なにもない)

なにもない

(なにもない)

なにもない

(なにもない)

なにもない

(なにもない)

なにもない

(なにもないんだ)

なにもないんだ