ウクイウタ/かりゆし58

(あきらめたりすんなよまだまだまだいけるだろう)

諦めたりすんなよ　まだまだまだいけるだろう

(おまえのせなかをみまもってるやつがかならずいるから)

お前の背中を見守ってるヤツが必ずいるから

(うまくいったらきっとここにかえってこいよ)

上手くいったらきっと　ここに帰って来いよ

(いつものみせでじかんがすぎるのもわすれてのみあかしてやろう)

いつもの店で時間が過ぎるのも忘れて飲み明かしてやろう

(わらわれてもけなされてもうしろゆびをさされても)

笑われても　けなされても　後ろ指をさされても

(むかいかぜやしがらみやらたかいかべにいくてをはばまれても)

向かい風や　しがらみやら　高い壁に行く手を阻まれても

(おまえがこのまちをでてからさんどめのなつがやがておわる)

お前がこの街を出てから　三度目の夏がやがて終わる

(だがしやのみせさきじゃうれのこったはなびがさびしげにならんでる)

駄菓子屋の店先じゃ売れ残った　花火が寂しげに並んでる

(ここのまちなみはあいかわらずただひとつちがうことといえば)

ここの町並みは相変わらず　ただ一つ違うことと言えば

(やたらとあついはなしばかりしてたおまえのすがたがないことぐらい)

やたらと熱い話ばかりしてた　お前の姿がないことぐらい

(あきらめたりすんなよもっともっともっといけるだろう)

諦めたりすんなよ　もっともっともっといけるだろう

(どれだけじかんをかけてとおまわりしてもかまわないから)

どれだけ時間をかけて　遠回りしても構わないから

(なげだしたりすんなよきっとうまくいくさ)

投げ出したりすんなよ　きっと上手くいくさ

(ただひたすらまっすぐじぶんのしんじたみちをすすめ)

ただひたすらまっすぐ　自分の信じた道を進め

(そういえばこないだおまえのおやじにばったりあったよ)

そういえばこないだお前のオヤジにばったり会ったよ

(まちやくばのはすむかいにあるあのちゅうかりょうりやで)

町役場のはす向かいにあるあの中華料理屋で

(おまえのぐちもきかされたけどおやじさんずっとたのしそうに)

お前の愚痴も聞かされたけど　オヤジさんずっと楽しそうに

(うれしそうにほこらしげにおまえのはなしばっかりしていたよ)

嬉しそうに　誇らしげに　お前の話ばっかりしていたよ

(ろっくすたーがこたえてたよあきらめなかっただけなんだって)

ロックスターが答えてたよ「あきらめなかっただけなんだ」って

(だからおまえも)

だからお前も

(あきらめたりすんなよまだまだまだいけるだろう)

諦めたりすんなよ　まだまだまだいけるだろう

(おまえのせなかをみまもってるやつがかならずいるから)

お前の背中を見守ってるヤツが必ずいるから

(うまくいったらきっとここにかえってこいよ)

上手くいったらきっと　ここに帰って来いよ

(おまえにきいてもらいたいはなしがやまほどあるんだ)

お前に聞いてもらいたい話が山ほどあるんだ

(こどものころからやることなすことぜんぶでかかったおまえだから)

子供の頃から　やることなすこと全部でかかったお前だから

(ごったがえすひとごみのなかであしをふまれてもさむさにふるえても)

ごった返す人ごみの中で足を踏まれても　寒さに震えても

(そんなもんぜんぶわらいとばしていつのひかゆめにたどりついて)

そんなもん全部笑い飛ばして　いつの日か夢にたどり着いて

(やっぱあいつはすごいやつだっておれにじまんさせてくれよ)

「やっぱあいつはすごいやつだ」って俺に自慢させてくれよ

(いまははるかはなれたまちでもたしかなきずながここにある)

今は遥か離れた町　でも確かな絆がここにある

(いつまでもいつのひにもおまえのそのせなかにうたいつづけよう)

いつまでも　いつの日にも　お前のその背中に歌い続けよう

(まけんなまけんな)

負けんな　負けんな