心が忘れない

(とおいとおいたびにでるきみをとめることなんて)

遠い遠い旅に出る 君を止める事なんて

(きっとぼくにはできないなきみがわるものになってしまうから)

きっと僕にはできないな　君が悪者になってしまうから

(うしろばかりみてもなんにもならないけど)

後ろばかり見ても何にもならないけど

(たまにはおもいだしてねぼくらであったこと)

たまには思い出してね 僕ら出会った事

(つかれはてたらまたここであおうじゃないか)

疲れ果てたらまたここで会おうじゃないか

(かおをわすれてもこころでみつけだすよ)

顔を忘れても心で見つけ出すよ

(くだらないことばかりいまになっていとおしいよ)

下らないことばかり今になって愛おしいよ

(こどものようになきじゃくってみてもかなしみがとまらない)

子供のように泣きじゃくってみても　悲しみが止まらない

(しあわせさえもすてるかくごができたきみだからこそ)

幸せさえも捨てる覚悟ができた君だからこそ

(みえるせかいにひかれてぼくらここまできたのかな)

見える世界に惹かれて僕ら ここまで来たのかな

(じぶんだけせめてもつかれるだけだなんて)

自分だけ責めても疲れるだけだなんて

(いえるわけもないからわらってみおくるよ)

言えるわけもないから 笑って見送るよ

(こえがかれたらまたここへかえっておいで)

声が枯れたらまたここへ帰っておいで

(ことばがでなくてもぼくからこえをかけるよ)

言葉が出なくても僕から声をかけるよ

(だいじなものだけおもってうたっていてよ)

大事なものだけ想って歌っていてよ

(こころのおくはみえないけどかなしみがとまらない)

心の奥は見えないけど 悲しみが止まらない

(わすれないなんてむりだろうな)

忘れないなんて無理だろうな

(それぞれのくらしのなかでとけていく)

それぞれの暮らしの中で溶けていく

(なみだがでるのもいまだけさそれなのにどうして)

涙が出るのも今だけさ それなのにどうして

(つかれはてたらまたここであおうじゃないか)

疲れ果てたらまたここで会おうじゃないか

(ことばにしなくてもきっとぼくらわかりあえるよ)

言葉にしなくてもきっと僕ら分かり合えるよ

(だいじなものだけおもってうたえばいいよ)

大事なものだけ想って歌えばいいよ

(ぼくにはなにもできないけどかなしみがとまらない)

僕には何もできないけど 悲しみが止まらない

(こころがわすれない)

心が忘れない