酸欠少女

(ゆれてきえてうたっているのなきそうなさんけつしょうじょ)

揺れて消えて歌っているの　泣きそうな酸欠少女

(おもしろいことはなんにもないしってなげいてる)

面白いことは何にも無いしって嘆いてる

(ふじょうりがてまねきしている)

不条理が手招きしている

(みなおなじようしでいささかきもちわるい)

皆同じ容姿でいささか気持ち悪い

(ひんせいのないかいわどうでもよいじょうほうはきすてる)

品性の無い会話　どうでもよい情報　吐き捨てる

(さべつかをはかりたいだけのくだらないあらそい)

差別化を図りたいだけの　くだらない争い

(ほんとうのことをいうだけでもぼくらはしんじゃいそうなんだ)

本当のことを言うだけでも僕らは死んじゃいそうなんだ

(いいたくないこともことばにしなくちゃいけないって)

言いたくないことも言葉にしなくちゃいけないって

(おかしいなんておもいながらわらっているよ)

おかしいなんて思いながら笑っているよ

(ゆれてきえてうたっているのなきそうなさんけつしょうじょ)

揺れて消えて歌っているの　泣きそうな酸欠少女

(ぼくがしんでそれでどうなるのゆめみがちなさんけつしょうじょ)

僕が死んでそれでどうなるの？　夢見がちな酸欠少女

(おもしろいことはなんにもないしってなげいてたら)

面白いことは何にも無いしって嘆いてたら

(だいさっかいがにちじょうおそってさいきのしかたもわすれた)

大殺界が日常襲ってさ　息の仕方も忘れた

(つらいげんじつとむきあうだけでぼくらはせいいっぱいなんだ)

辛い現実と向き合うだけで僕らは精一杯なんだ

(だいじなひとたちもふらりときえてさびしいなってくるしいなって)

大事な人たちもふらりと消えて寂しいなって苦しいなって

(おもってもねがいはとどかないよ)

思っても願いは届かないよ

(なにがすきでなにがきらいなのあいまいなさんけつしょうじょ)

何が好きで何が嫌いなの？曖昧な酸欠少女

(ぼくのそばにずっといてくれよ)

僕のそばにずっといてくれよ

(ぼくをひとりぼっちにしないで)

僕をひとりぼっちにしないで

(ゆれてきえてうたっているのなきそうなさんけつしょうじょ)

揺れて消えて歌っているの　泣きそうな酸欠少女

(ぼくがしんでそれでどうなるのゆめみがちなさんけつしょうじょ)

僕が死んでそれでどうなるの？　夢見がちな酸欠少女