もううんざりだ！

(もううんざりだあいそもつきた)

もううんざりだ！愛想も尽きた

(いっしょうかおもみたくはないや)

一生顔も見たくはないや

(かんたんにわりきれちゃうきもちはきっと)

簡単に割りきれちゃう気持ちはきっと

(あなたのせいだわ)

あなたのせいだわ

(ぼたんのかけちがいからはじまったようなこいだった)

ボタンのかけ違いから始まったような恋だった

(たいくつをたのしめないふたりだった)

退屈を楽しめない二人だった

(さいずのあわないくつをはいてるようなきぶんだった)

サイズの合わない靴を履いてるような気分だった

(あなたといるとうまくあるけなくなっていた)

あなたといるとうまく歩けなくなっていた

(さとうのかずもはなしかたもすましているよこがおも)

砂糖の数も話し方もすましている横顔も

(すこしまえとはちがってうつるんだ)

少し前とは違って映るんだ

(もううんざりだあいそもつきた)

もううんざりだ！愛想も尽きた

(いっそのことわすれちゃいたいや)

いっそのこと忘れちゃいたいや

(ねむれないよるにはなにをきこうなんておもうけれど)

眠れない夜には何を聞こう？なんて思うけれど

(もううんざりだあいそもつきた)

もううんざりだ！愛想も尽きた

(いっしょうかおもみたくはないや)

一生顔も見たくはないや

(かんたんにわりきれちゃうきもちはきっと)

簡単に割りきれちゃう気持ちはきっと

(あなたのせいだわ)

あなたのせいだわ

(かさをわすれたひにふるあめのようなわずらわしさが)

傘を忘れた日に降る雨のような煩わしさが

(きえかけのほのおにとどめをさしたんだ)

消えかけの炎にトドメを刺したんだ

(わたしたものはすべてもえないごみのひにすててね)

渡したものはすべて燃えないゴミの日に捨ててね

(しっけてしまったふたりのおもいでもすべて)

湿気てしまった二人の思い出もすべて

(こどものようなわらいかたもはなにかかったこえも)

子どものような笑い方も鼻にかかった声も

(すこしまえとはちがってきこえるんだ)

少し前とは違って聞こえるんだ

(なつになったらとやくそくしたりょこうもほかのだれかとどうぞ)

「夏になったら」と約束した旅行も他の誰かとどうぞ

(ゆうきゅうきゅうかむだにしたことなんてきにしてないから)

有給休暇無駄にしたことなんて気にしてないから

(わがままはもういわないからさって)

「わがままはもう言わないからさ」って

(さいごのことばがなさけないね)

最後の言葉が情けないね

(もういっそそのままとおくまでいっちゃって)

もういっそそのまま遠くまでいっちゃって

(もううんざりだあいそもつきた)

もううんざりだ！愛想も尽きた

(いっそのことわすれちゃいたいや)

いっそのこと忘れちゃいたいや

(ねむれないよるにはこえをききたいなんておもうけれど)

眠れない夜には声を聞きたいなんて思うけれど

(もううんざりだあいそもつきた)

もううんざりだ！愛想も尽きた

(でもちょっとだけこいしくおもうの)

でもちょっとだけ恋しく思うの

(ほんとうはわりきれないきもちはきっと)

本当は割り切れない気持ちはきっと

(あなたのせいだわ)

あなたのせいだわ