ラストシーン

(かみのびたんじゃない)

髪伸びたんじゃない？

(きらいなものをさきにたべるくせはおなじだね)

嫌いなものを先に食べる癖は同じだね

(そうかなとわらうかわらないきみとのわかれてから１どめのなつ)

そうかなと笑う変わらない君との別れてから一度目の夏

(さいきんどうってききたくもないけど)

最近どうって聞きたくもないけど

(かれしができたよのことば)

「彼氏ができたよ」の言葉

(おめでとうしかでてこなかった)

おめでとうしか出てこなかった

(きみはもうだれかのこいびとでだれかのおくさんになっていて)

君はもう誰かの恋人で　誰かの奥さんになっていて

(だれかのこどもをうむんだよなぼくじゃないだれかの)

誰かの子供を産むんだよな　僕じゃない誰かの

(あのころみてたきみよりはるかにいまのほうがずっときれいだったんだ)

あの頃見てた君より遥かに今の方がずっと綺麗だったんだ

(そうかこれがあれかおわりってやつだね)

そうかこれがあれか終わりってやつだね

(だれかにぼくがなりたいな)

誰かに僕がなりたいな

(いっしょにえらんだへやのかーてんもそふぁーもすててなくて)

一緒に選んだ部屋のカーテンもソファーも捨ててなくて

(っていえるはずもなくすすんでいくのはしらないだれかのわだいばかり)

って言えるはずもなく進んでいくのは知らない誰かの話題ばかり

(わかれたしゅんかんわすれちゃうんだな)

別れた瞬間忘れちゃうんだな

(すきになったこといがいはおもいでもみれんもないんだね)

好きになったこと以外は思い出も未練もないんだね

(いつかはだれかとむすばれてだれかにすきだといわれていて)

いつかは誰かと結ばれて誰かに好きだと言われていて

(だれかとしあわせになるのかなきみがいいきみじゃないとだめだ)

誰かと幸せになるのかな　君がいい君じゃないとダメだ

(なんでひきとめることもせずまっているなんていったんだろ)

何で引きとめることもせず　待っているなんて言ったんだろ

(なつがくるたびきみのことを)

夏が来る度　君の事を

(きみはもうだれかのこいびとでだれかのおくさんになっていて)

君はもう誰かの恋人で　誰かの奥さんになっていて

(だれかのこどもをうむんだよなぼくじゃないだれかの)

誰かの子供を産むんだよな　僕じゃない誰かの

(あのころみてたきみよりはるかにいまのほうがずっときれいだったんだ)

あの頃見てた君より遥かに今の方がずっと綺麗だったんだ

(そうかこれがあれかおわりってやつだね)

そうかこれがあれか終わりってやつだね

(だれかになれるのなら)

誰かになれるのなら