寝ても覚めても

(こきゅうがとまったいなずまがはしった)

呼吸が止まった　イナズマが走った

(たとえるならきっとそんなかんじだったんだ)

例えるならきっとそんな感じだったんだ

(はれもののようながらすけーすにはいったような)

腫れ物のようなガラスケースに入ったような

(きみがほしいたとえそれがまちがいだとしても)

君が欲しい例えそれが間違いだとしても

(めざめるたびまたきみにこいをして)

目覚めるたびまた君に恋をして

(まだねつけそうにないよるはみつめたままゆめみさせて)

まだ寝付けそうにない夜は見つめたまま夢見させて

(ねてもさめても)

寝ても覚めても

(めがくらむほどもえあがったこころとむいしきのなかもうもくさえもてにしてたんだ)

目が眩むほど燃え上がった心と無意識の中盲目さえも手にしてたんだ

(はなびらのようにこぶしからこぼれおちそうな)

花びらのように拳から零れ落ちそうな

(ばかばかしくてはずかしいふたりをむかえに)

バカバカしくて恥ずかしい二人を迎えに

(はなれるたびまたきみにこいをして)

離れるたびまた君に恋をして

(あじけのないこんなよるはつぶったまたきみをうたおう)

味気のないこんな夜は瞑ったまた君を歌おう

(はるかかなたへ)

遥か彼方へ

(なみだながしてこいにやぶれたきおくがどこかでまってる)

涙流して恋に破れた記憶がどこかで待ってる

(くらいふかいよるをあかす)

暗い深い夜を明かす

(あさやけのようにしめったそのはだで)

朝焼けのように湿ったその肌で

(はねのないてんしがふりかえってじかんがとまってしまったんだ)

羽のない天使が振り返って時間が止まってしまったんだ

(たいようのようにあったかななみだはいたいけなこころのきずまたいやす)

太陽のように暖かな涙はいたいけな心の傷また癒す

(じゅうねんごもあいかわらずのことばを)

十年後も相変わらずの言葉を

(あきもせずくちづけを)

飽きもせず口づけを

(またきみにこいをしてるよねてもさめても)

また君に恋をしてるよ　寝ても覚めても