境界ファンタジア

(あのそらのすきまからこぼれてきそうなひとすじのきぼう)

あの空の隙間からこぼれてきそうな一筋の希望

(おおっているぶあついくもをつきやぶってこのてでこわして)

覆っている分厚い雲を突き破ってこの手で壊して

(まっすぐにつづいているみち)

真っ直ぐに続いている道

(いつもこのゆめにえがいて)

いつもこの夢に描いて

(はてしなくまぶしいひかりがあすへかげのばす)

果てしなく眩しい光が未来へ影伸ばす

(だけどそうげんじつはまがりくねっていて)

だけどそう現実は曲がりくねっていて

(めがさめたすぴーどめーたーふりきって)

目が覚めたスピードメーター振り切って

(まよいなくあのかーぶへむかう)

迷いなくあのカーブへ向かう

(はしりだすおもいえがきたしかにみえたけしきのさきまで)

走り出す想い描き確かに見えた景色の先まで

(そとがわにひっぱられそうになってもわたしをしんじてむかって)

外側に引っ張られそうになっても私を信じて向かって

(かたちあるものはいつのひか)

形あるものはいつの日か

(すがたをかえてきえいく)

姿を変えて消え行く

(だけどきょうもあさはやってくる)

だけど今日も朝はやってくる

(じりりおととともに)

「ジリリ」音と共に

(まどのそとさえぎろうとへだてているかーてん)

窓の外遮ろうと隔てているカーテン

(そのせんたーこじあけた)

そのセンターこじ開けた

(きっとそうわたしはきょうのひをあびる)

きっとそう私は今日の陽を浴びる

(じょうしきというなまえのせかいがこのよにあるとするならば)

常識という名前の世界がこの世にあるとするならば

(わたしからみえるかたちがほんとうだからこのてでつくって)

私から見えるカタチが本当だからこの手で創って

(おれんじのやさしいらんぷがふさぎこんだよこがおてらす)

橙色の優しいランプが塞ぎこんだ横顔照らす

(あいいろにそまったよるにそのなみだをいくえもうかべて)

藍色に染まった夜にその涙を幾重も浮かべて

(あのそらのすきまからこぼれてきそうなひとすじのきぼう)

あの空の隙間からこぼれてきそうな一筋の希望

(おおっているぶあついくもをつきやぶってこのてでこわして)

覆っている分厚い雲を突き破ってこの手で壊して