stellarstride

(こんやないしょのたびにでる)

今夜 内緒の旅に出る

(きみはかむぱねるらぼくがじょばんに)

君はカムパネルラ 僕がジョバンニ

(くしゃくしゃになったきっぷをにぎりしめて)

くしゃくしゃになった 切符を握りしめて

(きみはなんどもとけいにめをやった)

君は何度も時計に目を遣った

(あせらなくたってぼくらはだいじょうぶ)

焦らなくたって 僕らは大丈夫

(よりみちもきっとおおいほうがいいだろ)

寄り道もきっと多いほうがいいだろ

(きたいとふあんをからっぽのかばんにつめて)

期待と不安を空っぽの鞄に詰めて

(なにもなかったひびにいまさようなら)

何もなかった日々に 今 さようなら

(こんやないしょのたびにでる)

今夜 内緒の旅に出る

(なまえすらないようなほしをさがしに)

名前すら無いような 星を探しに

(ぶあついくものむこうがわにある)

分厚い雲の向こう側にある

(ぼくらだけのひかりをたしかめにいこう)

僕らだけのひかりを 確かめに行こう

(わらったりおこったり)

笑ったり 怒ったり

(きずあともなきがおも)

傷跡も 泣き顔も

(わかちあうふたつとないたからもの)

分かち合う 二つとない宝物

(とおざかるたびにちいさくなるまちのあかり)

遠ざかるたびに小さくなる街の灯り

(せおいこんでたおもにもああちっぽけだなぁ)

背負い込んでた重荷も ああ ちっぽけだなぁ

(こんやないしょのたびにでる)

今夜 内緒の旅に出る

(えいえんにきえないようなほしをさがしに)

永遠に消えないような 星を探しに

(ここからじゃうまくみえなくても)

ここからじゃ上手く見えなくても

(すこしきょりがあるだけちゃんとひかってる)

少し距離があるだけ ちゃんと光ってる

(うずぎんがのはしっこのいしころのうえで)

渦銀河の端っこの 石ころの上で

(うまれてきたことにいみはなくとも)

生まれてきたことに意味はなくとも

(とるにたらないことほらあつめようよ)

取るに足らないこと ほら集めようよ

(からっぽのかばんがふくらんでく)

空っぽの鞄が膨らんでく

(なにもなかったひびに)

何もなかった日々に

(せおいこんでたあれこれに)

背負い込んでたあれこれに

(じぶんをだますじぶんにいまさようなら)

自分を騙す自分に 今 さようなら

(こんやないしょのたびにでる)

今夜 内緒の旅に出る

(なまえすらないようなほしをさがしに)

名前すら無いような 星を探しに

(かたみちきっぷのたびにでる)

片道切符の旅に出る

(なににもにてないようなほしをさがしに)

何にも似てないような 星を探しに

(いつかきっとみつけたときは)

いつかきっと 見つけた時は

(きみとぼくのなまえをそれにつけよう)

君と僕の名前をそれに付けよう

(きみはかむぱねるらぼくがじょばんに)

君はカムパネルラ 僕がジョバンニ