禁じられた二人

(こだちにあさもやまるでだれかのといき)

木立に朝もやまるで誰かの吐息

(ちずにないみずうみはまだみずがねむっている)

地図にない湖はまだ水が眠っている

(ことばをうしないしずかすぎるかなしみ)

言葉を失い静かすぎる哀しみ

(おもいでのまくぎれに)

思い出の幕切れに

(いつかきたかったこのばしょ)

いつか来たかったこの場所

(どこまでもあなたあいして)

どこまでもあなた愛して

(いつまでもあなたあいされ)

いつまでもあなた愛され

(えいえんをしんじあってた)

永遠を信じ合ってた

(つみはであったこと)

罪は出会ったこと

(どうぞ)

どうぞ

(かなわないこのこいをゆるしてね)

叶わないこの恋を許してね

(むねにひめたまま)

胸に秘めたまま

(どうぞ)

どうぞ

(ざんこくなうんめいにみをまかせ)

残酷な運命に身をまかせ

(きんじられたふたり)

禁じられた二人

(「みずうみにこいしをなげたようにわたしのこころにはもんがひろがります。)

「湖に小石を投げたように私の心に波紋が広がります。

(ほかのひとではだめなんです。)

他の人ではだめなんです。

(これって、いけないことですか？」)

これって、いけないことですか？」

(きしべのぼーとは)

岸辺のボートは

(ろーぷにつながれてる)

ロープに繋がれてる

(せけんからにげるならとおいせかいへたびにたつ)

世間から逃げるなら遠い世界へ旅に立つ

(せめないであなたじぶんを)

責めないであなた自分を

(なかないであなたひとりで)

泣かないであなた一人で

(しあわせわかちあってた)

幸せ分かち合ってた

(きすはつよいきずな)

キスは強い絆

(もしも)

もしも

(おんなとしてうまれなかったなら)

女として生まれなかったなら

(わかれこなかった)

別れ来なかった

(もしも)

もしも

(わたしがおとこにうまれていたら)

私が男に生まれていたら

(むすばれてたふたり)

結ばれてた二人

(どこまでもあなたあいして)

どこまでもあなた愛して

(いつまでもあなたあいされ)

いつまでもあなた愛され

(えいえんをしんじあってた)

永遠を信じ合ってた

(つみはおんなどうし)

罪は女同士

(どうぞ、どうぞ)

どうぞ、どうぞ

(かなわないこのこいをゆるしてね)

叶わないこの恋を許してね

(むねにひめたまま)

胸に秘めたまま

(どうぞ)

どうぞ

(ざんこくなうんめいにみをまかせ)

残酷な運命に身を任せ

(きんじられたふたり)

禁じられた二人

(おんなとしてうまれなかったなら)

女として生まれなかったなら

(わかれこなかった)

別れ来なかった

(もしも)

もしも

(わたしがおとことしてうまれていたら)

私が男として生まれていたら

(むすばれてたふたり)

結ばれてた二人

(「さあ、みずうみにぼーとをだしましょう。)

「さあ、湖にボートを出しましょう。

(こぎつかれたら、わたしのうでのなかでねむりなさい。)

漕ぎ疲れたら、私の腕の中で眠りなさい。

(ゆめのなかで、わたしたちはずっとあいしあえるから」)

夢の中で、私たちはずっと愛し合えるから」