SCP-tale「黒、大きさ、気持ち。」
今回は感動taleだぜ!
題材は結構昔に作った「最小ホール」です
(初心者だったので誤字、違和感等あると思いますがお気になさらず)
https://typing.twi1.me/game/155492
「カテゴリ週間」実施中!
・50~55 難解週間
・56~60 ホラー週間
・61~65 感動
・66~70 Safe
・71~75 ???
関連タイピング
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プレイ回数1.4万短文6打
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プレイ回数23160秒
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プレイ回数521120秒
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プレイ回数234歌詞1338打
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プレイ回数501長文2915打
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プレイ回数1553長文792打
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プレイ回数1609長文1337打
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プレイ回数4752かな50打
問題文
(ああ。くそが。)
ああ。くそが。
(しんゆうがてんみたいなやつにすいこまれやがった。)
親友が点みたいなやつに吸い込まれやがった。
(かろうじてつうわはつながっているが、かえってこれるようなきもしない。)
かろうじて通話はつながっているが、帰ってこれるような気もしない。
(「おれ、ここにずっといるのかな?」)
「俺、ここにずっといるのかな?」
(「だいじょうぶだって!めいろっぽいんだろ?ごーるあるってぜったい」)
「大丈夫だって!迷路っぽいんだろ?ゴールあるって絶対」
(「そう...だよな。」)
「そう...だよな。」
(たぶんあいつはあきらめてた。へやがるーぷしてることにきづいてる。)
多分あいつは諦めてた。部屋がループしてることに気づいてる。
(こんなことなら、いっそそとなんてこなければよかった。)
こんなことなら、いっそ外なんて来なければよかった。
(ちゅうがくからのともだちで、[へんしゅうずみ]しようとしたおれをすくって、)
中学からの友達で、[編集済]しようとした俺を救って、
(かふぇもいって、ゆうえんちもいっただろ!)
カフェも行って、遊園地も行っただろ!
(はやくでてこい...よ...)
早く出てこい...よ...
(「うっ...なにかあたまが...」)
「うっ...何か頭が...」
(「おい!どうした!」)
「おい!どうした!」
(「やばい...たおれ...」)
「やばい...倒れ...」
(「おい!」)
「おい!■■■!」
(そのとき、おれのなかのなにかがこわれた。)
その時、俺の中の何かが壊れた。
(それはいきるりゆうだったり、みらいだったり。)
それは生きる理由だったり、未来だったり。
(そして、おれはへやでないていた。)
そして、俺は部屋で泣いていた。
(20ふんくらい。いや、もっとだったかもしれない。)
20分くらい。いや、もっとだったかもしれない。
(そうしてるととつぜん、こえがきこえた。)
そうしてると突然、声が聞こえた。
(...すまほからだった。)
...スマホからだった。
(あいつだった。)
あいつだった。
(「おい!だいじょうぶなのか!」)
「おい!大丈夫なのか!」
(「...ああ...なんとかな...」)
「...ああ...何とかな...」
(「そこはどこだ!」)
「そこはどこだ!」
(「なんか...めっちゃしろいし...かみおちてる」)
「なんか...めっちゃ白いし...紙落ちてる」
(「なんてかいてある!?」)
「なんて書いてある!?」
(「...うわっ!」)
「...うわっ!」
(「なんだ!」)
「なんだ!」
(「...とてもじゃないけどもうみれない...」)
「...とてもじゃないけどもう見れない...」
(いったいなになのか。)
一体何なのか。
(「そこからでれそうにないのか?」)
「そこから出れそうにないのか?」
(「なんかすらいむみたいなやつでてきた!」)
「なんかスライムみたいなやつ出てきた!」
(「おい!にげろ!」)
「おい!逃げろ!」
(ぷー)
プー
(...でんわがきれた。)
...電話が切れた。
(でも、きぼうをすてていたわけではなかった。)
でも、希望を捨てていたわけではなかった。
((さっきもたすかったんだし、たすかるだろう。))
(さっきも助かったんだし、助かるだろう。)
(そうして3しゅうかんほどまつと、れんらくがつながった。)
そうして3週間ほど待つと、連絡が繋がった。
(そいつはげんきそうだったが、じんかくがべつじんのようになっていた。)
そいつは元気そうだったが、人格が別人のようになっていた。
(みなにもひかれていた。けど、おれはみすてなかった。)
皆にもひかれていた。けど、俺は見捨てなかった。
(いいや、みすてるわけなかった。)
いいや、見捨てるわけなかった。
(なにがあったんだろう。やっぱりくろいてんか?)
何があったんだろう。やっぱり黒い点か?
(ありとあらゆるかのうせいをかんがえる。)
ありとあらゆる可能性を考える。
(おくじょうで。ぜんおれが[へんしゅうずみ]しようとしたところだ。)
屋上で。前俺が[編集済]しようとしたところだ。
(ここはとらうまだったが、いちばんここがしゅうちゅうできるきがする。)
ここはトラウマだったが、一番ここが集中できる気がする。
(がちゃっ。)
ガチャッ。
(どあがひらく。)
ドアが開く。
(だ。)
■■■だ。
(「あ、どうしたの?」)
「あ、どうしたの?」
(「...」)
「...」
(「おーい!」)
「おーい!」
(「...」)
「...」
(そのとき、おれはさっした。)
その時、俺は察した。
(「まて!やめるんだ!」)
「待て!やめるんだ!」
(「...」)
「...」
(「やめろ!いますぐやめろ!」)
「やめろ!今すぐやめろ!」
(「...」)
「...」
(「さきにいくな!おれを...すくってなにもなしかよ!」)
「先に逝くな!俺を...救って何もなしかよ!」
(「...」)
「...」
(「おれをすくったんなら、おまえはいきろよ!」)
「俺を救ったんなら、お前は生きろよ!」
(ずるっ)
ズルッ
([が[へんしゅうずみ]する。])
[■■■が[編集済]する。]
(ついき)
追記
(ばくろしゃがじがいするしゅんかんに、じががかいふくすることがじっけんではんめいしました。)
暴露者が自害する瞬間に、自我が回復することが実験で判明しました。
(「ごめん...おれ...」)
「ごめん...俺...」